ドローン情報

ドローンビジネスにおすすめの機体

ドローン業界は2022年末を皮切りに法改正が進み、2027年には7900億円まで市場が成長すると言われています。
一言に業界と言っても空撮・点検などできることは多岐に渡り、
これからドローンを始めたい・導入したいと思ってもなにを基準にどう選べばいいかわからない方も多いはず。

今回はドローンビジネスで代表的な機体をDJI機体を例にご紹介していこうと思います。

【撮影】

まずは気軽で始めやすく、既存の事業に新しいツールとして取り入れやすい撮影向けの機体です。

①小型機
・Mavic3
2021年11月に発売されたばかりの最新モデルです。
小型機といっても飛行性能、カメラ性能は現機体の中で最高で、1機あればすぐに空撮業務を始められます。

最大の特徴はカメラ性能で、スウェーデンの老舗カメラメーカー「ハッセルブラッド」のカメラを搭載しています。
カメラセンサーが4/3型と大型のため、ノイズの少ない繊細な画像撮影が可能で、解像度も最高5.1kまで設定可能ですので簡単操作ですぐにプロレベルの撮影が可能になります。

そして、いままでの小型機には少なかった「光学28倍ズーム」も搭載されたため、近寄りづらい被写体や、移動をおこなわずとも被写体に注目することができるようになりました。
 
さらに、カメラは詳しいけど飛行が苦手という方には自動飛行を行う「アクティブトラック」や「クイックショット」も用意されているため、テレビや映画で見るようなダイナミックな動きも気軽に行えます。
 
安全面では障害物センサーが全方向に搭載されているため、接触事故の可能性が少なくなっています。
加えて「リターントゥホーム」で離陸ポイントに自動で帰ってくることもできるため、紛失や墜落の可能性も減らすこともできます。
 
重量も900gと軽量ですので、持ち運びや場所取りの負担になりません。
値段はバッテリーが3つ付属する「Fly More Combo」で約34万円、用途にもよりますがビジネス用の1台として検討しやすいお値段になっています。
 

・DJI Air2S
同じく2021年4月に発売された一般向けモデルです。
Mavic3と比べるとカメラ性能は控えめですが、1インチCMOSセンサーを搭載していますので、ほぼ遜色なく綺麗な画像が撮影が可能です。

解像度は最高5.4kまで設定可能、自動飛行もMavic3と同じ物を搭載しているため、
値段やカメラ設定が難しくて悩んでいる方には入門モデルとしておすすめです。
 
値段は「Fly More Combo」で16万5000円ですので、試験的に会社に1台導入やフリーランスの方にも手に取りやすくなっています。
 
注意点は以下のとおりで、ライトユーザー向けならではのポイントが多いため想定されているビジネス用途に合っているか確認しましょう。
A.障害物センサーが左右についていない
B.機体重量が600gで若干風に流されやすい
②大型機
・Inspire2
Inspire2は2016年に発売された少々昔の機体ですが、映画撮影など広大かつ長距離の空撮を行う現場で活躍している機体です。

Inspire2の特徴はカメラ性能が固定の小型機と異なり、使用するズーム距離・解像度・フレームレート等に合わせてアタッチメントを付け替えることが可能です。
カメラが付け替え可能だからといって難しい操作は特になく、旧世代機に使用する「DJI GO4」アプリで操作可能です。

現行機同様アクティブトラックを搭載しているため小型機との挙動の違いに悩まされることもありません。
 
重量は3.4kg、サイズは約60cm四方と大型のため持ち運びが少々難しくなりますが、その分パワフルな飛行が可能となりましたので、小型機では難しい風が強めの現場でも問題なく使用できます。

値段も本体・バッテリー・プロポ単品で約39万円ですので、ドローンビジネスが本格化してきた際の導入をおすすめします。

【点検】

2022年現在で空撮と同様、活躍の場が増えているのが点検業です。

DJIが発売している点検向け機体は小型と大型それぞれ用意されているため、対象物に合わせて導入する機体が選べるのが良い点です。

点検作業にドローンを導入することにより、従来ならば人がゴンドラや命綱を使って行っていた作業を安全な地面にいながら簡単な操作で行うことができます。
①Mavic2 ENTERPRISE ADVANCED
使用ロケーション:小中規模建造物外壁・屋根点検等

Mavic2は1世代前の機体ではありますが飛行性能はそのままに、赤外線カメラ搭載、スピーカー・LEDライト・ビーコンのアタッチメント交換など空撮機とは違った特徴をもちます。
 
2021年初頭に発売された最新のENTERPRISE ADVANCEDでは赤外線撮影後に専用ソフトウェアで解析が可能になったことで、飛行させることを優先し、限られた飛行時間内で難しい設定を触る必要がなくなりました。
 
使用するアプリは「DJI Pilot」で、「DJI GO4」と似たレイアウトですが飛行中に赤外線の設定を変更できたり、GPS環境下では「ミッション飛行」と呼ばれる飛行ルートを事前に設定し自動で飛行・撮影を行う機能が操作可能です。
飛行ルートはアプリ上で保存できるため、長期間の工事進捗の撮影等に活用できます。
②Matrice(マトリス)300 RTK
使用ロケーション:大規模建造物外壁・ソーラーパネル等
マトリスシリーズは「産業用」と呼ばれる大型機体の一種で、産業用の特徴はサイズと拡張性です。

その大きな機体を飛行させるためにバッテリーはパワフルかつ最長約50分の飛行を可能としており、人の手が行き届かない広大な現場を得意としています。
例えば1MW相当のソーラーパネルであれば数日かけていた確認作業を2〜3時間で撮影可能です。
 
またInspire同様、カメラの付け替えが可能で、そのバリエーションは赤外線・200倍ズーム・レーザー測量等様々です。

赤外線カメラは最大手のFLIR社のものを採用しているため、飛行中の画面はもちろん、解析中もかなり繊細な温度変化を検知することができます。
 
使用するアプリはENTERPRISE同様「DJI Pilot」で基本レイアウトも同じです。

また、マトリスシリーズで作業を行う最大の特徴は、パイロットを2人用意し操縦とカメラ設定を分担可能です。
ドローンの点検は時間が限られていたり、街中で飛ばすこともありますので操作の負担を少しでも軽減し事故の可能性を減らすことができます。


以上の点検用2機種は空撮機よりも高性能の赤外線カメラやアタッチメントを使用するため、導入にはかなりのコストがかかります。

ENTERPRISEは本体・バッテリー3個のセットで約50万円、
M300は本体・予備バッテリー・RTKユニットを全て揃えると約300万円ほどになります。
 
点検は初期費用が必要な分野ではありますが、今後確実に必要とされる業種となりますのでぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

【ドローンが導入しやすい理由】

以上の2大分野や性能を確認したうえで、改めてドローンが導入しやすい理由をまとめてみたいと思います。
 
①比較的コストが控えめ
最後にご紹介した産業用のようにかなり高価な機体も存在しますが、一般的な空撮・可視光での点検であれば、小型の機体からでも十分対応可能です。
小型機であれば15〜20万円ほどから導入も可能ですので、試験的や副業の一環として検討しやすくなっています。
 
②導入決定から実装までが短め
現状の日本ではドローンの規制が徐々に厳しくなっていますが、資格取得・国交省への申請・機体認証・現地の許可を正しい順序で行えば1ヶ月〜1ヶ月半程度で導入することも可能です。
 
③現場での作業時間・事故リスクが減少する
こちらは主に点検ですが、従来は人の手によって長時間かけていたものが約半分近くになる可能性を秘めています。
また、高所作業では落下事故の危険性の減少も可能です。
 

他にもご紹介したい点は多くありますが、詳細はぜひドローンスクール東京へお問合せください。無料の勉強会&体験会をお台場では毎日開催しています!
以上、今回はこれからのドローンビジネスにおすすめの機体とそのメリットをご紹介しました。

また、これらドローンを使ったビジネスは何があるのか気になった方は是非こちらの記事をご覧ください。ドローンでの仕事にはどんなものがある?

2022年6月には機体認証、12月には航空法改正が徐々に近づいてきていますので、規制が厳しくなる前にぜひ一度新たな事業展開を検討してみてはいかがでしょうか。

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