ノウハウ

【2026年版】ドローンの仕事図鑑|全18職種の必須スキル・将来性を網羅

「ドローンを仕事にしたいけれど、空撮以外に何があるの?」「未経験からでも稼げる?」

ドローン市場は今、劇的な変化の時を迎えています。
2022年の「レベル4飛行(有人地帯での目視外飛行)」解禁以降、物流や警備、点検分野での実用化が一気に加速しました。
2024年度の国内市場は4,371億円に達し、2030年には遂に1兆円超えが確実視されています。
 
本記事では、現在需要が急増しているドローンの仕事20種類を解説します。
それぞれの「具体的な業務内容」「現場で求められる必須スキル・資格」を紹介します。
あなたの強みを活かせる“空の仕事”が必ず見つかるはずです。

カテゴリ1:操縦・運行系の仕事(パイロット・オペレーター)

ドローンを直接操作、またはシステム監視を行い、現場で任務を遂行する仕事です。
単に飛ばすだけでなく、取得したデータの解析能力が問われる時代になっています。

1. 空撮パイロット(TV・CM・映画)
テレビ番組、CM、映画、MVなどで、従来のヘリコプターでは撮れない低空や狭所からのダイナミックな映像を撮影します。
ドローンスクール東京の卒業生の方でも、ドローン未経験から某ビールメーカーのCM撮影を担当された事例も生まれています。
 
<必須スキル>
・高度な操縦技術: GPSが効かない環境(ATTIモード)での安定飛行、ノーズインサークルなどの特殊操作。
・映像編集: Premiere Pro、DaVinci Resolveなどを使用した編集・カラーグレーディング能力。
・撮影知識: 構図、露出、フレームレート、カメラワークへの深い理解。

2. 不動産撮影パイロット
マンションの眺望や戸建て住宅の屋根、周辺環境を撮影し、販促素材を作成します。不動産テックの普及により需要が増加しています。
 
<必須スキル>
・安全管理: 住宅密集地での安全な離着陸と飛行計画。
・画像補正: 見栄えを良くするレタッチ技術(Photoshop等)。
・対人スキル: 施主や近隣住民への説明・配慮。

3. 測量パイロット(i-Construction)
上空から撮影した写真やレーザー(LiDAR)データを基に、3Dモデルや地形図を作成します。
建設現場のDX化に伴い、今最も人手が足りない分野の一つです。
 
<必須スキル>
・写真測量(フォトグラメトリ): ラップ率の設定、標定点の設置知識。
・解析ソフト: Pix4Dmapper、Metashape、TREND-POINTなどの操作。
・推奨資格: 測量士、測量士補。
4. 屋外インフラ点検(橋梁・鉄塔・風力発電)
GPS(位置情報)を利用できる環境で、高所や広範囲の設備を点検する仕事です。足場を組むコストを削減し、作業員の安全を確保できるため、現在最も市場規模が大きく、成長している分野です。主に以下のような業務が存在します。

橋梁・ダム: コンクリートのひび割れ(クラック)や剥離の撮影
送電線・鉄塔:腐食やボルトの緩み、送電線の異常確認
風力発電・ソーラーパネル:ブレードの損傷確認や、赤外線カメラによるパネルのホットスポット(異常発熱)検出
基地局鉄塔: 通信鉄塔のサビや破損状況の確認

使用するドローンは、耐風性能が高い産業用機体(DJI Matriceシリーズなど)になります。

<必須スキル>
・長距離・高高度の飛行管理: 目視外飛行(BVLOS)や高高度での気象判断能力。
・画像解析知識: 赤外線画像の温度異常を判別する知識や、高精細なズーム撮影技術。
・関係法令の知識: 航空法に加え、道路使用許可や私有地の権利関係の調整能力。
 
5. 屋内・狭所点検(プラント内部・下水道・トンネル)
GPS電波が届かない閉鎖空間や、人が立ち入れない狭い場所を点検する仕事です。
高度な操縦技術と特殊な機体が必要とされるため、単価が高くなる傾向にあります。
主に以下のような業務が存在します。
 
プラント・工場内部: ボイラー、タンク、ダクト内部の腐食や損傷の点検。
天井裏・床下: 大規模建築物の天井裏配管や梁の点検。
下水道・管渠: 下水道管内のひび割れや、道路陥没事故調査などの狭小空間調査。
GPSが入らない場所: 橋梁の下(桁下)やトンネル内部など、GPSによる姿勢制御が効かない場所での近接目視点検。

使用するドローンは、球体ガード付きドローンなどで、壁面に衝突しても墜落しない「Elios(エリオス)」や「IBIS2(アイビス)」などの特殊機体。
SLAM技術搭載機: カメラやLiDARで自己位置を推定し、GPSなしで安定飛行する機体。
 
<必須スキル>
・非GPS環境(ATTIモード)での操縦: 自動ホバリングが効かない状況で、気流の乱れに対応しながら安定して飛ばす高度な技術。
・特殊機体の操作: 球体ドローンやSLAM搭載機の特性を理解し、暗所や粉塵の中でも映像を確保する技術。

6. 農薬散布オペレーター
農業用ドローンを使って農薬や肥料を散布します。高齢化が進む農業現場での労働力不足を補う切り札です。
 
<必須スキル>
・農薬知識: 薬剤の希釈倍率、散布時期、ドリフト(飛散)防止の知識。
・自動航行設定: 散布ルートのプログラミング。
・推奨資格: 産業用マルチローター技能認定(UTCなど)、農薬管理指導士。

7. 精密農業(スマート農業)解析
マルチスペクトルカメラ等で農地を撮影し、作物の生育状況(NDVI指数)を解析。
ピンポイントで肥料を撒くなど、データに基づいた農業支援を行います。

<必須スキル>
・データ解析: 植生指数(NDVI)マップの作成・分析能力。
・コンサルティング: データに基づいた施肥計画や収穫時期の提案力。
 
8. 物流・配送オペレーター
山間部や離島、都市部で医薬品や日用品を配送します。レベル4飛行解禁により、これから実証実験から実用化フェーズに入っていきます。

<必須スキル>
・レベル4飛行運用: 有人地帯での目視外飛行に関する高度なリスク管理(一等資格必須)。
・運航管理システム(UTM): 複数の機体を遠隔監視・制御するシステムの操作。
・気象判断: 風速や天候変化に応じた飛行可否の瞬時な判断。

9. 警備・監視オペレーター
工場やイベント会場、重要施設の上空から不審者の侵入を監視します。
今後はドローンポート(自動離発着機)を活用した自動巡回が主流になるでしょう。

<必須スキル>
・夜間飛行技術: 暗視カメラや赤外線カメラを使用した夜間モニタリング。
・システム運用: 自動巡回システムの遠隔操作とエラー対応。
・法務知識: プライバシー侵害や肖像権に関する法的知識。
10. 災害対応・捜索救助(レスキュー)
地震や水害発生時に、人が立ち入れない場所の被害状況確認や、赤外線カメラを使った行方不明者の捜索を行います。自治体や消防との連携が鍵です。

<必須スキル>
・即応性・展開力: 緊急時に素早く機体をセットアップし、悪条件下でも飛行させる能力。
・赤外線カメラ操作: 体温を感知して遭難者を発見する技術。
・情報共有: 消防や警察など関係機関への的確な状況報告・連携スキル。
 

11. 水中ドローンオペレーター
空ではなく水中で活躍するドローン(ROV)を操作し、船底点検、ダムや港湾の調査、養殖場の監視などを行います。

<必須スキル>
・水中機体操作: 潮流や濁りを考慮したROVの操縦。
・海洋・港湾知識: 船底構造や港湾設備の知識。
・ケーブル管理: テザーケーブル(有線)の絡まりを防ぐ捌き技術。

12. 害獣対策・環境調査
赤外線カメラでシカやイノシシなどの害獣の生息状況を調査したり、森林の資源量調査を行います。
 
<必須スキル>
・生態系知識: 対象動物の習性や生息域に関する知識。
・広域マッピング: 森林などの広大なエリアを効率よく調査する自動航行スキル。

カテゴリ2:技術・専門職系(エンジニア・整備)

13. ドローンエンジニア(機体・ハードウェア)
機体の設計・開発、特注機の製作などを行います。
 
<必須スキル>
・工学知識: 機械工学、航空力学、電子回路設計、材料力学。
・CADスキル: 3D CADを用いた機体フレームやパーツの設計。
・組込みシステム: モーター制御やセンサー統合の技術。

14. ドローンソフトウェアエンジニア(AI・アプリ)
自律飛行アルゴリズム(SLAM等)、画像解析AI、運航管理システム(UTM)の開発を行います。市場価値が非常に高い職種です。
 
<必須スキル>
・プログラミング言語: C++、Python 4。
・ロボティクス: ROS (Robot Operating System)、SLAM (自己位置推定) の知識。
・AI・画像処理: OpenCV、TensorFlowなどを用いた物体検知アルゴリズムの開発。
 
15. ドローンデータアナリスト
取得した膨大なデータ(点群データ、赤外線画像など)を専用ソフトで解析し、価値ある情報(図面やレポート)に変換する専門職です。
 
<必須スキル>
・解析ソフト: Pix4D、Metashape、Terra Lidarなどの操作。
・GIS(地理情報システム): 位置情報の処理、点群データの活用スキル。
・レポート作成: 解析結果をクライアントに分かりやすく伝える資料作成能力。

カテゴリ3:ビジネス・教育・法務系

16. ドローン専門行政書士
ドローンの飛行許可申請や機体登録手続きを代行します。複雑化する航空法に対応するための専門家です。
特徴: 在宅・オンラインで完結しやすく、副業や独立開業に向いています 8。

<必須スキル>
・航空法・関係法令: 航空法、小型無人機等飛行禁止法、電波法、民法などの深い理解。
・DIPS操作: 国土交通省のドローン情報基盤システム(DIPS 2.0)の習熟。
・文書作成: 独自マニュアルの作成や、複雑な案件の理由書作成スキル。
・必須資格: 行政書士。

17. ドローンインストラクター(講師)
ドローンスクールで操縦技術や法律知識を教えます。

<必須スキル>
・指導力: 初心者にわかりやすく技術や法律を教えるティーチングスキル。
・最新情報のキャッチアップ: 頻繁に変わる航空法や新機種情報の知識。
・安全管理: 講習中の事故を防ぐための徹底したリスク管理。
・推奨資格: 一等無人航空機操縦士。

18. ドローンコンサルタント・営業
企業に対して「ドローンを使って業務効率化しませんか?」と提案し、機体選定から運用フロー構築までを支援します。

<必須スキル>
・課題解決力: クライアントの業務課題(人手不足、コスト削減)をドローンでどう解決するか提案する力。
・ROI試算: 導入コストと費用対効果(ROI)を数字で提示する能力。
・幅広い知識: 機体、法律、ソフト、運用までトータルな知見。
 

まとめ:ドローンの仕事に就くためのロードマップ

ドローンの仕事は多岐にわたり、今や「操縦できる」だけでは差別化が難しい時代になりました。
これから目指す方は、以下のステップを意識しましょう。

1)国家資格(二等以上)の取得: ビジネスでドローンを扱うための信頼と申請簡略化のパスポートとなります。
特に初心者は「二等資格」から目指すのが現実的です。
 
2)専門性の掛け合わせ: あなたのこれまでのキャリアや得意分野とドローンを掛け合わせてください。

「土木経験 × ドローン」= 即戦力の測量パイロット
「カメラ趣味 × ドローン」= 空撮カメラマン
「プログラミング × ドローン」= ドローンエンジニア

3)実績作り(ポートフォリオ): 小さな案件から実績を積み上げましょう。
知人経由やマッチングサイトなどからまずは少額でも実績を積んでいき、現場経験を積みましょう。
既に第一線で活躍されている方の補助者を希望するなども有効です。
 
ドローン市場は2030年に1兆円を超えると予測されています。
成長産業に身を置くことは、キャリアにおいて大きなアドバンテージとなります。
興味のある職種から、まずは情報を集めてみてはいかがでしょうか。

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