ノウハウ

【ドローン初心者向け】初めての飛行前にチェックすること

ドローン初心者向け講習
今回は初めてドローンを屋外で飛ばす方向けに、気を付けておくべく内容をご紹介していこうと思います。

ドローンを飛ばせる場所か、確認しましょう

まずは飛ばす場所のチェックをしましょう。
飛行予定地が航空法で規制されている「空港の周辺」「人口集中地区」「緊急用務空域」に該当している場合は国交省地方航空局へ包括申請を行います。

包括申請について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ドローン包括申請とは?

他にも、トイドローンも規制される「小型無人機等禁止法」も注意しましょう。
この空域を調べる方法は国土地理院の「地理院地図」、スマホアプリの「ドローンフライトナビ」、DJIの各飛行アプリで確認できます。
航空法で規制されていない空域でも地域ごとの条例でドローンが禁止されている場合もありますので、役所や観光協会等に問い合わせましょう。

飛行場所について詳しく知りたい方は以下記事をご覧ください。
ドローンを飛ばせる場所の探し方

当日の天気は良好か

法律や許可関係が無事終了したら飛行当日の天気の確認です。
目安は1週間〜3日前まで欠かさずチェックし、2日前か前日に決行か中止を判断します。
判断の目安は「雨・風速」です。

ドローンは精密機械ですので雨や雪は最大の弱点です。
風速は国交省から5m/s以上吹いている際は中止するように、と基準が設けられています。
なお、当日現地で計測できるよう風速計は必ず準備しておきましょう。

さらに飛行させる時間だけ調べるのではなく、1日の移り変わりも把握しましょう。
1日中晴れていても午後だけ風が強くなるなんてことも十分ありえますので飛行中も逐次忘れずチェックしましょう。

ドローン本体、プロポの充電は問題ないか

ここからは機材の注意点です。
もっとも大事なのはプロポ・ドローン本体のバッテリーが100%になっているか、です。
十分に充電されていないと予定していた作業が行えない、さらには事故につながる可能性もあります。

本体のバッテリーが少なくなると自動で帰還する機能を搭載している機種は増えていますが、限界を迎えるとホームポイントに帰って来る前に着陸するように設定されています。
便利な機能ではありますが、使い方を誤ると事故や紛失につながりますのでバッテリーは最優先で確認しましょう。
充電するタイミングは飛行前日から一晩かけると3個全て満タンになります。

機体の装備

次に機体に装着するプロペラガード等の装備を確認しましょう。
プロペラガードは飛行する空域や方法によっては申請時に写真の添付が必要になりますので機体と同時に購入をおすすめします。
他にも、砂や草を巻き込まないためのランディングパッドや機体と地面の接触を避けるランディングスキッドもありますので必要に応じて入手しましょう。

キャリブレーションを行う

最後に現場に到着してからの確認事項です。
まずはキャリブレーションを行いましょう。
キャリブレーションは機体内部のコンパスを修正する作業で、移動時の振動や機体を置いた環境によって不具合が出ることがあります。
不具合が出たままだと、飛行時に勝手に回転する・傾いてホバリングがうまくいかない等操縦に支障をきたします。
操作方法はドローンメーカーや機種によって異なりますので、マニュアルをよく読んで正しい手順で進めましょう。

GPSが受信できるか確認する

機体の状態が整ったらGPSの受信状態も確認しましょう。
GPSの受信強度は画面右上に表示され状況に応じて変化します。

例えば、DJI製品であれば衛星の受信機数が6〜8から自分の居場所をホームポイントとして記憶します。
ホームポイントを記憶すると、「リターントゥホーム」ボタンで自動帰還が使用できます。

他にも自動で移動と撮影を行う「クイックショット」、アプリは異なりますがマップ上で移動経路を設定できる「ミッション飛行」の登録も可能です。
GPSが弱い・受信できない状況になると機体下部に搭載されているビジョンポジショニングシステムでホバリングを行います。
この機能のおかげで屋内や非GPS環境下での飛行も可能ですが、暗所や電波が反射しやすい場所は弱点となるため、過信しすぎず可能な限りGPS環境下で飛行させましょう。
以上の各項目が初めてドローンを飛行させる際の注意点でした。
今回紹介したのは最低限必要な準備や装備ですので、ぜひ多くの現場や飛行場を経験して各必要なものを用意しましょう。
 
特に後半の電波関係は事故に繋がる可能性もありますので特に注意です!
安全かつ楽しんでドローンライフを送りましょう!

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