ドローン情報
【まさか東京で?】東京都でドローン飛ばせる場所と許可の流れ!

東京都でドローンを飛行したいけど、東京都で飛ばせる場所があるの?
DID(人口集中地区)などの特定飛行が多いけど
どこで飛ばせるの?許可・申請はどこまで出せば良いの?
東京で飛行できる場所があるなら知りたいと思っている方必見!
本記事では下記の内容を説明していきます!
・東京都内の空撮スポット
・必要な許可・承認
・許可を得る機関
ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
資格の力を最大限に活かす!特定飛行の許可・承認

ドローンの国家資格二等を取得したら「どこでドローンを飛ばせるの?」って思いますよね。
しかしいざ資格取得して勉強すると・・・「ルールが多い」、特に東京だと「飛ばせると場所が全然ない・・・」ってガッカリしちゃうかもしれません。
でもそんなことありません!この資格があるからこそ、
普通なら飛行できない所、「特定飛行」の許可が取りやすくなります!
これが、資格取得者の強みになるんです!
「特定飛行」ってどんなこと?

ある程度資格を取得した方であればご存知かもしれないですが、再度確認しておきましょう。
ドローンを飛ばすには、国が決めた「航空法」を守らなきゃいけませんね!
その中でも「ちょっと気をつけないと危ないよ!」って言われてるのが「特定飛行」と呼ばれる飛ばし方で、基本的には国の許可がないと飛行できないです。
東京都でドローンを飛行する場合、ほとんどの場合「特定飛行」に引っかかってきます。
具体的に、「特定飛行」と言うのは下記の内容になってきます。
DID(人口集中地区): 渋谷や新宿、普通の住宅街など人口が多く住んでいる、働いている場所。東京23区のほとんどの場所が対象です
夜の飛行(夜間飛行): 日が沈んでから日が昇るまでの間に飛行
目視外飛行: ドローンを見ないで、プロポのモニターを見ながら飛ばす、あるいは目視できない遠く離れた場所での飛行
人や建物から30m未満の飛行: 街中にあるものほとんどが対象物
イベント上空での飛行: お祭りやライブ会場の真上など、人がたくさん集まる場所
危険物輸送・物件投下: 緊急物資を運ぶ・農薬散布・何かを上空から落とす
「えー、こんなに厳しいの!?」って思いますよね。ですが、国家資格が役に立ちます!
普通は、これらの「特定飛行」をやりたい場合、国土交通省に
「こういう風に飛ばします!安全対策はバッチリです!」という細かい計画書を出して、許可をもらわないといけないです。
この作業は予想以上に大変で、専門知識もいる作業です。
でも、国家資格を持っていると、この許可申請の手続きが、一定数楽になります!
提出する書類が減り、普通なら何枚も書かなきゃいけない安全対策の書類が、マニュアルによって一部いらなくなったり、書類が少なくなり、内容が分かりやすくなる分、審査にかかる時間も短くなる可能性があり、「包括申請」も、資格があれば許可をもらいやすくなります。
例えば、「新しいマンションの工事現場の様子をドローンで撮りたい」とか、「古くなった橋の点検をドローンで効率よくやりたい」っていう時、国家資格が武器になります。
たとえ趣味の空撮でも、飛ばしたい場所が人がたくさん住んでるエリアなら許可が必要になるので、この資格があるかないかで、やれることが変わってきますね。
たとえ趣味の空撮でも、飛ばしたい場所が人がたくさん住んでるエリアなら許可が必要になるので、この資格があるかないかで、やれることが変わってきますね。
許可の取得は、「どこで、いつ、何をしたいか」を具体的に決めます。
国土交通省のウェブサイトに必要な書類のテンプレートがあるので、それをダウンロードして記入し、資格を持っていることで省略できます。「DIPS2.0」を使って申請し、
書類が審査されて、問題なければ許可が出ます。
ただ、資格があっても、飛ばす場所や方法によっては、追加で何か書類が必要になったり、条件が付くこともあります。
申請してから許可が下りるまで、時間がかかることもあるので、余裕を持って申請してください。
公園でドローン飛行はできない!

驚く方もいるかもしれませんが、東京都の国立公園内でのドローンの飛行は条例で禁止されています!
「せっかく東京でドローン飛ばすなら、広くて障害物のない公園がいいな」「練習するにもちょうどいいな」って思いますよね?
でも、実は、都立公園はドローンの飛行が完全に禁止されてます。
これは、意外と知らない人も多いかなと思うので気をつけてください。
「え、どうして?広々としてて、良さそうに見えるのに?」って思いますよね。
しかし都立公園は、みんなが安全に、楽しく過ごすための場所にするには公園のルールが必要ということで「都立公園条例」があります。
「公園の管理に迷惑をかけたり、危険な行為はしないでください」と言うようなことが書かれてます。。
東京都の公園を管理している部署(東京都建設局)は以下のように発表しています。
「公園利用者の安全に配慮する必要があることから、公園におけるドローンの飛行は禁止しております。ラジコンについても、同様に飛行を禁止しております。」
つまり、せっかくドローンの腕に自信があっても、国家資格を持っていても、都立公園では絶対とは言い切れませんがほぼ飛行はできないです。
周りの人の安全のため、そしてトラブルに巻き込まれないためにも、どんなに魅力的に見えても、都立公園はドローンの飛行場所から外してください!
東京都ドローン飛行場所の例

ご自身の自宅上空
「ドローンの練習をしたい」「家ならできるかな」「でもDID地区だし、」と考える方!
ご自身の自宅上空でも飛行することは可能です!
上記の内容で説明した通りDID地区の場合は必ず国交省の許可を取得してください。
一軒家であれば土地はご自身のものですが、マンションなどの場合は土地の所有者に必ず事前に確認をしてください。
また東京都は家と家の距離が近かったりするので
「プライバシー権」をしっかりと配慮しながら撮影を行ってください。
その他特に注意していただきたいことは「小型無人機飛行禁止法」には注意です。
小型無人機飛行禁止法=簡単にいうと国の重要施設の上空・上空付近などその他
これらの上空はドローンの飛行が禁止されていますので気をつけてくださいね!
自宅上空での飛行に必要な許可は以下の通りです。
場所:土地の所有者
管轄の警察署:飛行する場所管轄の警察署
人口集中地区、目視外や人・物から30m未満の飛行、
その他の特定飛行をする際は、国土交通省の許可・申請をしておくようにしましょう。
奥多摩湖
滝が三つほどあるので被写体がありドローン撮影するには絶好のスポットですね!
場所:〒198-0225 東京都西多摩郡奥多摩町
撮影許可連絡先:奥多摩湖の管理団体は「東京水道局」になります。
奥多摩湖の場合は撮影の10日前までに書類を提出する必要があるため、ゆとりをもって申請するようにしてください。
はじめに電話して必要な書類を聞くと良いですね。
東京水道局電話番号:03-5320-6326
基本的に申請に必要なものは以下です。
メールでの送信が必要になります。
① 撮影許可申請書(wordファイル46KB)
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kouhou/locationbox/
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kouhou/locationbox/
② 撮影目的及び内容の詳細がわかるもの(企画書など)
基本的には国土交通省が発行している形式のマニュアルを提出すれば問題ないです。
③ 撮影希望場所が図示されたもの(地図など)
こちらも基本的にはGoogleマップなどで問題ないです。
その他にも指定される場合がありますので事前に電話してくださいね!
管轄の警察署:青梅警察署(TEL): 0428-22-0110
人口集中地区ではないので国土交通省の許可はなしで飛行可能ですが
目視外や人・物から30m未満の飛行をする際は許可・申請をしておくようにしましょう。
河川敷!

150m未満・人が少ないエリア(人口集中地区ではない)という場所でしたら、航空法上の縛りが少ないです。
さらに、「都立公園はダメ」みたいに、自治体(市区町村とか)が独自に「この河川敷はドローン禁止!」って決めてないとか、
その河川を管理しているところ(国や都、市町村など)が特にルールを作ってなければ、自由にドローンを飛ばせる可能性があります!
その河川を管理しているところ(国や都、市町村など)が特にルールを作ってなければ、自由にドローンを飛ばせる可能性があります!
しかし飛ばす前には必ず確認をしてください。
自治体のルールをチェックや河川の管理者に確認!
例えば、国の管理する大きな河川なら国土交通省の出先機関、都や市町村が管理する河川ならそれぞれの担当部署に、ドローンを飛ばしていいか問い合わせてみるのが一番確実です。
河川敷の例としては多摩川!

海を飛行するより少し厄介なので分かりやすく解説していきます! まず多摩川は以下の図のように土地の管轄が大きく四つに分けられています!
多摩川の管理は、東京都と国(国土交通省)です。
流域の範囲によって主には二つに分かれています。
多摩川の管理は、東京都と国(国土交通省)です。
流域の範囲によって主には二つに分かれています。
万年橋(青梅市)より上流の範囲は、東京都(東京都西多摩建設事務所)です。
東京都 東京都西多摩建設事務所 管理課河川管理担当(TEL):0428-22-7215
場所:〒198-0064 東京都青梅市柚木町3丁目付近 Tama River
東京都西多摩建設事務所(万年橋から上流の範囲)の見解は下記の通り、ホームページに掲載されています。
無人航空機(ドローン・ラジコン機等)は、落下時に人にぶつかる危険があります。周囲に人がいる場合は飛行をお控えください。
また、都内の多くの地域で無人航空機を飛行させる場合には航空法の許可が必要です。詳しくは国土交通省にお問い合わせください。
また、都内の多くの地域で無人航空機を飛行させる場合には航空法の許可が必要です。詳しくは国土交通省にお問い合わせください。
万年橋(青梅市)より下流の範囲は、国土交通省・関東地方整備局・京浜河川事務所で
以下の三つが当てはまります。
国交省 京浜河川事務所 多摩上流出張所(TEL):042-552-0667
場所:〒197-0011 東京都福生市福生付近 Tama River
国交省 京浜河川事務所 多摩出張所(TEL):042-377-7403
場所:〒183-0034 東京都府中市住吉町2丁目 Fuchu
国交省 京浜河川事務所 田園調布出張所(TEL):03-3721-4288
場所:〒145-0072 東京都大田区田園調布本町31
京浜河川事務所(万年橋〜河口)の見解は下記の通り、ホームページに掲載されています。
無人航空機(ドローン・ラジコン機等)は、落下時に人にぶつかる危険があります。
周囲に人がいる場合は飛行をお控えください。
また、都内の多くの地域で無人航空機を飛行させる場合には航空法の許可が必要です。
詳しくは国土交通省にお問い合わせください。
京浜河川事務所の管理する河川(民有地、占用地(自治体管理の公園等)を除く。)においては、ドローン、ラジコン機等の無人航空機は、航空法における必要な許可又は承認を得た上で、航空法及び『無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン』の注意事項を守って飛行させてください。
※航空法の許可等を得て飛行させる場合は許可書等の本紙又は写しを携行してください。
河川巡視員等が、許可等の有無を確認させていただくことがあります。その他、河川巡視員等から指示や注意があった場合は、それに従ってください。
河川巡視員等が、許可等の有無を確認させていただくことがあります。その他、河川巡視員等から指示や注意があった場合は、それに従ってください。
また下流での飛行は以下の点に十分注意してください!
多摩川には「多摩川河川環境管理計画」で動物や植物などの生息地として特に保全する必要があると認められた区域と「生態系保持空間」とされている区域があります。
下記附図の緑着色された区域には立ち入らないようにと指定されている所もありますので注意してください!(空域のHP:https://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/keihin00836.html )
多摩川の管轄の警察署は実際に飛行するエリアの管轄の警察署
多摩川の飛行に関しては管轄の警察署が多いので間違えないように注意してください!
東京都:奥多摩町、青梅市、あきる野市、羽村市、福生市、昭島市、立川市、国立市、八王子市、日野市、多摩市、稲城市、府中市、調布市、狛江市、世田谷区、大田区
神奈川県:川崎市
その他にも!
必ずしも、東京23区が飛行できないというわけではないです。
東京23区で小型無人機飛行禁止法の規制がない場所、または空港周辺ではない場所であれば基本的には「土地の所有者の許可」があれば飛行はそこまで難しくはないです。
私たちドローンスクールも土地の所有者の許可、その他必要な管轄の許可をもちいて実際に23区内で飛行を行ったりもしています。
撮影映像については最後のYouTubeをぜひご覧ください!
しかし以下のような必要な許可・申請は必ず提出してくださいね。
撮影許可連絡先:国土交通省・管轄の警察署・必要であれば海岸の管理者
ルールを守るためには必ず事前準備が必要になります。
準備をしてから万全な状態でドローンの飛行をすることをおすすめします!
東京都、飛行場所についてのまとめ

今回は、なかなか飛行の難しい東京都での飛行場所についての紹介になりますが
この記事では屋外の紹介しかしていないので屋内であれば都内のスクール
そして受講生であれば私たちドローンスクールの屋内コートレンタルもあります!
どこでドローンを飛ばすにしても、何よりも大切なのは安全です。せっかく楽しいドローンライフを送るなら、トラブルなく、飛行終了できることがいいですよね。
まず、ドローンの法律や地域ごとのルール(特に東京都は多いので注意ですね)航空法や自治体の条例は、頻繁に変わることがあります。
昔は飛行可能だった場所が今は飛行禁止になっていることもあります。
国土交通省のDIPS2.0を定期的に見て、「今」のルールをちゃんと確認する習慣をつけてください!
また東京都など人が多いところであれば、ドローンの「ブーン」という音や、空を飛ぶカメラは、周りの人にとっては気になるものです。「何撮ってるんだろう?」って思われたり、不快に感じさせたりしないように、常に周囲に気を使ってください!
人が近くにいる場所では飛ばさない、プライバシーに配慮はした方が良いです。
このように規制が多いですが、ドローンの飛行については制限が多いからといって飛行する諦めないでください!問い合わせしてみたらこんな場所でも飛行出来るんだ!と思う場所がたまにあります。
ドローンをこれから始めたい人はまずはスクールの体験会にお越しください!