ドローン情報

ドローンにはどんな種類があるの?ビジネスや空撮など用途別に一挙紹介!

2022年現在ドローンは屋根点検や外壁点検のように産業・ビジネスや、レースやサッカーなどスポーツ分野にまでドローンの用途は拡大されました。

一昔前までは用途別に特化したドローンが少なく、一つのドローンで空撮や点検など様々なことに応用していましたが、時の流れと共にドローンを活用する幅が広がったことで活用シーンに特化したドローンが生み出されました。

そこで今回はドローンの種類や活用例などと一緒に拡大したドローンの種類についてご紹介いたします。

ドローンの種類

現在あるドローンは用途別に大きく分けて4種類あります。
・空撮用ドローン
・産業用ドローン
・競技用ドローン
・トイドローン

それでは実際に使われている機体や、どのような活用の方法なのか種類ごとに解説していきます。

空撮用ドローン

空撮用ドローンは最も一般的なドローンとも言え、DJIのMAVICシリーズやInspireシリーズなどです。

そして空撮用ドローンの特徴として以下のようなポイントがあげられます。

・4Kや8K撮影可能な高性能カメラを搭載している
・30分以上といった長時間飛行ができる
・通信距離が長く6km以上飛ばすことができる
・ノーズインサークルなど高度な飛行もボタン一つで行うことができる

空撮用ドローンは最も一般的であることから市販されている数も多く幅広くあります。なので大きさ別に紹介いたします。
小型ドローン
小型の空撮ドローンはMAVIC MINIシリーズが最も有名で、現在日本では航空法の規制対象となってしまいましたが199gで4K撮影可能なドローンがあり、手軽に高画質な映像を撮影することができていました。

小型のため屋内での撮影や建物に近づき撮影する際に適しており、プロペラの音も小さいため周囲に警戒されることなく飛ばすことができます。
中型ドローン
中型の空撮ドローンは最も流通しているドローンであり、DJIのMAVICシリーズやAutel RoboticsのEVOシリーズの大きさが当てはまります。

このサイズのドローンは最もコストパフォーマンスが良い機体と言え、重量やサイズ感が良く、旅行などに持っていけるほどの手軽さを持ちながも性能が大型ドローンに匹敵する仕様のものが多いです。
またこのサイズのドローンは安全に配慮し全方位にセンサーがついていたり、機体の俊敏さから急停車も可能な機体が多いので万が一の場合にも安心です。

このように中型の空撮ドローンは初心者でも扱いやすい機体でありながらも中身はプロクオリティーの撮影ができる機体であることから人気のドローンとなっています。
大型ドローン
大型の空撮ドローンは映画の撮影などで使用されることが多く、撮影用のカメラを積載する事ができます。有名なの機種はSony Airpeak S1やMATRICE 600です。

大型の空撮ドローンは趣味で扱うような範囲ではないため、機体の値段も高く50万~120万円ぐらいの値段となっています。
またサイズが大きいので狭い場所の撮影には適しておらず、飛行中に建物などに接触してしまった場合など簡単に墜落し、アームが折れるなどボロボロになってしまいます。

大型のため安定はしていますが、中型機のように俊敏な動きができず、挙動も大きいため操縦はとても難しいです。

産業用ドローン

産業用ドローンは使用される用途に合わせて特化した機能を兼ね備えており、DJIのMatriceシリーズのように市販されている機体もあれば、企業が独自開発し市販品でない機体もあります。

また機能に特化するために飛行機のような形をしたドローンやジェットエンジンで飛ぶドローンなど形態も様々です。

そして産業用ドローンの特徴として以下のようなポイントがあげられます。

・機体サイズが大きい
・赤外線カメラやLiDARなど特殊な装着を搭載している
・機体価格が高い
・自律飛行ができる

産業用ドローンは用途に応じて無数の機体があり全ては紹介しきれないので、今回は有名な活用例を3つに絞って紹介致します。
物流
物流に使われるドローンは積載重量が多く、機体サイズにもよりますが100kg以上運ぶことのできるドローンもあります。市販の輸送ドローンの場合はほとんどが小型であるため5kg未満などの積載重量となっています。

また現在日本では実証実験中で、山間地や人口の少ない場所で運搬実験が行われています。

物流に使われるドローンの最も大事な機能が自律飛行に関する部分で、建物を避けたり安全に着陸しなければならないからです。
また近い将来ドローンが空を飛び回るようになった時、ドローン同士の衝突も考えられます。事故を避けるためにも物流に使用されるドローンは安全に特化した仕組みが必要となります。
点検
ドローンは空が飛べる点と小型である点から屋根点検や外壁点検のように屋外での使用に限らずトンネルの中や通気口など狭い場所での点検にも使われています。

屋根点検や外壁点検など簡単に行う場合は高画質な映像が撮ることができれば良いのでMAVIC MINIなどでも可能です。そしてより本格的に亀裂などを見つけたい場合などは赤外線カメラのような特殊なカメラを使えばより詳しく見ることができます。

点検の目的や状況にもよりますが屋外での点検はDJIのMATRICE 30が有名で、赤外線カメラやレーザー測定器、最大200倍まで可能なズームカメラなどを搭載しIP55の防水機能を兼ね備えているので悪天候にも強い機体となっています。

屋内や狭い場所での点検はプロペラが全方位カバーされ、壁にぶつかっても墜落しないドローンが使用されています。
農薬散布
農薬散布に使われるドローンは農薬を積載するため大きく、散布用のノズルがついているのが特徴です。また特殊なカメラを使って植物の育成状況を見れる機体もあります。

ドローンが使用される前まではヘリコプター型の農薬機がありましたが、自律飛行でドローンが散布してくることから高度な操縦技術が必要とされなくなりました。なので誰もがドローンを使った農薬散布をできるようになり、利便性と手軽さから普及しました。

競技用ドローン

競技用ドローンはドローンレースに使われる機体やドローンサッカーなどに使われる機体などドローンを使った競技に使用されます。
そして各競技に合わせてドローンの特徴がカスタマイズされています。

そんな競技用ドローンの特徴は以下のような感じになります。

・プロペラだけでなくモーターやコンピューター部分など全てのパーツが交換可能
・超音波センサーなどの安全に飛行するための装置がなく、操縦が難しい
・回転技などアクロバティックな飛行ができる
・ドローンの挙動やモーターの回転数を自分好みに設定できる
・映像転送に5.8㎓帯の電波を使っている

ドローンを使った競技の種類はまだ少ないですが、競技と使用される機体についてご紹介いたします。 
レース競技
ドローンレースはFPVドローンを使い、ドローンに搭載されたカメラ映像を見てレースを行います。前進する際カメラが水平になるようにカメラ角度は30~60度くらい上を向いております。

ドローンの大きさごとにレースは行われ、小さいドローンで30gぐらいのドロ―ンもあり、本体価格も1万円程度からと安いので無線の使用許可さえ下りれば誰でも簡単に始められます。

日本を含めた世界中で大会が行われ、5インチクラスのレースでは時速100km以上でドローンが飛び回るのでとても迫力のある競技となっています。


フリースタイル競技
フリースタイル競技というのはドローンでアクロバティックな飛行や技を出し得点を競い合う競技です。使う機体はレース機と基本的に変わりませんが、機体の回転数が調整され、瞬時に旋回や方向転換ができるようになっています。

またこちらの記事ではドローンレースやフリースタイル競技で使われるFPVドローンを行う上で必要な事を解説しておりますので、詳しく知りたい方はご覧ください。

【航空法改正に注目!】ドローンレースを始める際に必要なこと
ドローンサッカー
こちらは名前の通りドローンでサッカーを行います。しかしボールを蹴るのではなく、ドローン本体がボールの代わりとなり相手のゴールに入ります。

ドローン同士のぶつかり合いや壁への衝突が激しいため、ドローンはサッカーボールのように球体型のガードの中にあります

一試合3分ほどで、ドローンのぶつかり合いやプロペラの音が激しくとても見応えのある競技となっています。

トイドローン

最近のトイドローンは性能がとても向上しており、4Kカメラ搭載の機体や自動で離着陸が行える機体もあり、おもちゃだからといって子供だけが遊ぶものではなく、大人でも高価なドローンに入る前の練習用としてオススメの機体と言えます。

そんなトイドローンの特徴は以下のような感じになります。

・ほとんどの機体が1万円以内と値段が安価
・機体が小さいため何度ぶつけても壊れにくく安全
・軽量で風に流されやすい
練習機として
トイドローンは小さくて壊れにくい長所と風に流されやすいという特徴があるため高価なドローンを操作する前の操縦練習にとてもオススメです。
ドローンを操縦する上で最も難しいのが方向感覚で、回転した時に脳が混乱せず制御できるまでトイドローンを使って練習するといいでしょう。

また風に流されやすいという特性を生かして風に逆らって操作する練習など実践に近い感覚で練習できます。
遊びに使う
トイドローンは安価なので何台か購入して家族や友達と室内で簡単なレースを行ったり、風船割りなどの競技としても遊べます。
使い方によってドローンは無限に遊べるので子供の想像力も伸ばしてくれるでしょう。
プログラミング教材として
Telloのようにプログラミングをして自律飛行を行えるトイドローンもあります。プログラミングを学ぶことによって論理的な思考を養えるので、教育にもオススメです。

まとめ

今回ご紹介したドローンは数あるドローンの種類の中でもごく一部ですが、ざっくりとでもおわかりいただけたでしょうか。

ドローン産業はまだ新しい分野なので、これからさらに様々な用途で活用されていくかもしれません。今後ドローンがどのように発展していくのかとても楽しみです!

ドローンスク―ル東京ではショップを併設しており、今回ご紹介した一部ドローンの販売やご購入前に実際に飛ばして操作感を確かめることもできます。専門家のアドバイスも聞けるので自分にあったドローンを是非探してみましょう!

実際にドローンを触ってみたり知ってみたい方やドローンの資格に興味がある方は、毎日開催しているスク―ルの無料体験会に是非ご参加ください(^^)/

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