ノウハウ

ドローンを買ったら最初にすること~日常点検まで

いまドローンは家電量販店やネットショッピング、スクールなど様々な場所で簡単に購入することができます。
どんな機器でも購入後の初期設定は必要なものです。
特にドローンは初期設定が難しい部分が多く、気をつけないと事故や法律違反につながることもありますのでDJI製品を例に注意点をいくつかご紹介していこうと思います。
1.備品の確認

まずは内容物の確認しましょう。
DJIの場合、予備バッテリーや予備プロペラが充実している「Fly More Combo」がおすすめです。
必ず入ってる物は「ドローン本体・送信機・プロペラ・充電器」の4つです。

どれも欠かすことができない備品ですので、何か不足している場合はお早めに購入した店舗にご報告ください。
そもそも何が不足しているかわからない場合もありますので、開封から飛行まで現地で行えるスクールやドローン専門ショップでの購入がオススメです。
 
※買った直後のバッテリーは50%前後しかありませんので、早めの充電または店舗のバッテリーをお借りするなどセットアップが中断されないよう注意です。

2.アップデート確認

内容物の確認を終えたら早速電源を入れ、自動飛行や飛行エリアに関するアップデートを行いましょう。
約100MBの容量がありますのでWi-Fi環境下での作業をお勧めします。
70%ほど進んだときに長時間止まる場合がありますが、数分様子を見れば継続します。
全く動かなくなった場合は一度キャンセルし、ネットワーク環境等を確認したのちにもう一度試しましょう。
3.飛行確認

アップデートが完了したら実際に飛ばしてみましょう。
飛行直前に確認するのは次の通りです。

A.プロペラは問題なく装着されているか
→装着位置が色で分かれています。間違っている場合、転倒・暴走につながります。

B.プロペラガードが問題なく装着されているか
→ロック部分を要チェック。パチっと鳴るまで押し込んでください。

C.カメラガードは外れているか
→ジンバルに負荷がかかりカメラの故障につながります。

D.バッテリーが問題なく装着されているか
→電源は入るが飛行できない場合はこちらが原因の場合があります。
バッテリーが寿命により膨らんでおり、突然外れることもあります。要注意。
 

4.DJI Care Refreshアクティベート

「DJI Care Refresh」とは機種ごとに追加料金を支払うことで加入する1年間の機体交換保証サービスです。
加入可否はユーザーに委ねられていますので、ご自身の活用方法に合わせて判断しましょう。
※加入期限は機種により異なり、初回起動から48〜96時間となっておりますので、起動前に注意事項をよく確認しましょう。
 
無事飛行確認が終了したら最後にCare Refreshをアカウントと紐付け作業を行います。
この作業を完了しないと機体の損傷時にサポートが受けられません。
紐付け作業はアカウント・ドローン本体・送信機の3つが必要です。
 
手順は簡単で、アプリトップ画面の「プロフィール」→「機器管理」→「アカウントに紐付け」の3回タッチするだけで完了です。
 
有効期限は1年版と2年版の2種類あり、期限終了後は各保険会社で機体保険の加入をお勧めします。
5.定期メンテナンス
 
初期設定が全て完了し、飛行に問題がなければ確認作業は終了です。
ここから先はご自身での日常メンテナンスを心掛けましょう。
現状、点検を報告する機関等はありませんが、2022年度からの機体認証制度で国が設けた整備基準を満たしていない場合飛行が許可されなくなる可能性があります。
 
メンテナンスといっても本体を分解するなどの難しいものではなく、日常的に行える程度のもので大丈夫です。いくつかご紹介しましょう。

A.プロペラの交換
→ぶつけて欠けてしまった、長時間放置して歪んでしまった際は速やかに交換をお願いします。
先述の「Fly More Combo」であれば機体約2機分の予備が付属しています。

B.モーターの掃除
→見た目ではわからずとも、砂や埃・水垢が蓄積している場合があります。
綿棒やダスター等、デジタルカメラのお手入れに近い方法で掃除しましょう。

C.カメラの汚れ確認
→汚れが付着している場合はクリーナーやマイクロファイバークロスで拭き取りましょう。
傷がついている場合はご自身でのカメラ交換はできませんので、メーカー修理にお願いします。
 
次のような重大な症状は自分で治そうとはせず、メーカーに修理をお願いしましょう。
 
1:本体のスキッド(足)が折れた
2:モーターの挙動がおかしい
3:ジンバルが不安定
これらに手を加えてしまうとメーカー保証が受けられなくなり、2度と飛行できなくなる場合があります。
 
以上、今回はドローン購入時の準備から日常点検までのご紹介でした。
冒頭でもお伝えしたとおり、確認を怠ってしまった場合事故や法に触れてしまう可能性も秘めていますので確認を徹底しましょう。
 
2021年はオリンピック、2022年は法改正と、年々ドローンの注目度が上がってきていますので、より飛ばしやすい環境を作っていくためにもぜひご協力をお願いします。

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