インタビュー

【ドローン未来通信vol.29】株式会社Liberaware 代表取締役 閔 弘圭様

ドローン未来通信では、様々な方に今後のドローンの可能性についてインタビューを行う企画です。29回目は、屋内空間専用の産業小型ドローンの開発メーカーである株式会社Liberawareの代表取締役 閔 弘圭様にお話をお伺いしました。
 
ドローンの機体開発においては、DJIが世界シェアの7割以上を占めるなど、中国メーカーが市場を席捲していますが、屋内空間については国産メーカーであるLiberaware社が差別化された要素技術と高い開発力を有し、国内市場を牽引しています。
 
2020年には国交省主催の令和2年度i-Construction大賞で同社の「狭小空間専用小型ドローンを活用したイン フラ設備点検」が見事「優秀賞」を受賞されました。
2021年9月には、シリーズ Cラウンドの資⾦調達を完了され、累計調達額は9.7 億円に達しており、今後のドローン業界で最も期待されている企業の1つとされています。
 
ハミングバードは、Liberaware社が提供する「IBIS」を活用し、狭小空間における点検業務サービスを年内に開始する準備を進めております。
 
今回は「Liberaware社が描く未来とは?」をテーマに、ハミングバード代表である鈴木との対談形式でインタビューを実施しました。
純国産メーカーとして期待されているLiberaware社。間もなく海外展開も開始されるとのことで、間違いなく今後のドローン業界の台風の目になる企業になるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

※写真右:Liberaware代表取締役 閔様 写真左:ハミングバード代表取締役 鈴木
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会社名 :株式会社Liberaware
設 立 :2016年8月
代 表 :閔 弘圭(ミン・ホンキュ)様
本 社 :千葉県千葉市中央区3-3-1
Web:https://liberaware.co.jp/
業務内容:
◇産業用ロボット・ドローンの研究・開発・製造
◇IoT技術・人工知能を活用したシステム開発
◇映像加工・編集サービス(距離計測、異常検知等)
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ハミングバード鈴木:
本日は貴重なお時間を頂戴し、ありがとうございます。
最初に会社を設立された背景について教えていただけますか?

Liberaware閔様:
私が千葉大学の研究員として、ドローン開発に携わっていたことがきっかけです。
ドローンがまだ世間に認知されていない時分、2011年に3.11の東日本大震災が発生し、福島原発の事故が起きました。国主導で原発内部を調査するためのロボット開発プロジェクトが立ち上がりましたが、従来のクローラーロボットでは瓦礫を乗り越えていくことができず、「空中を飛行する方法しかない」ということからドローンの研究へシフトしました。
当時プロジェクトを統括されていたのが、千葉大学の野波健蔵名誉教授で、私のボスです。
 
※野波 健蔵氏
千葉大学名誉教授・元理事・副学長。ドローン研究の第一人者。株式会社自律制御システム研究所(現ACSL)創業者・元代表取締役CEO。先端ロボティクス財団理事長、及び、日本ドローンコンソーシアム会長。
 

もともと私は車椅子の自動化に関する研究を行っていました。今の自動運転などにも使われるような技術で、GPSがない中でどのようにして自動で位置情報を認識して移動するのかという研究です。そこで野波先生から「その技術をドローンで応用しよう」と声をかけて頂き、プロジェクトに参加することになりました。
 
当時は演算用のCPUも今ほど小さくなく、まだボックス型PCが出たばかりで、ドローンはガードをいれると全長1mくらいの機体になっていました。とにかく色んなセンサーが搭載されており、センサー以外にも放射線測定器やカメラも前方、下、上の3箇所につけ、バッテリーも自動で充電できるようにと、まるで兵器みたいなものを作って実証実験現場で飛行させていました。
 
ただ、屋内を飛行させるのにこの大きさはやはり実用的じゃないという話になり、残念ながら研究段階で終わってしまいました。そこから野波先生は自立制御システム研究所を立ち上げられ、私は千葉大学に所属して災害やインフラ点検で活用できるタフロボティクスのプロジェクトに携わりました。GPSが入らない空間でどうやってドローンを制御するかという技術開発のプロジェクトですね。
 
こうしたプロジェクトに関わりながら様々なインフラ設備の状況を知りました。
「こんなに老朽化しているとしっかりした点検が必要だな。こんなに危険で大変な思いをしながら点検することで設備が安全に保たれているのか」と。「こういうところをドローンで出来たらいいよなと、できる手段はないのか?」と考えていました。
 
その時に原発のプロジェクトに関わっていた当時は機体が大きすぎて使えなかったことを思い出し、どこかやり切れなかった感を抱いていたので、リベンジしようと考えました。
そして千葉大学の研究員を辞めて、2016年に大学時代のロボット工学研究室の仲間たちと Liberawareを立ち上げました。
ハミングバード鈴木:
そのような経緯があったのですね。ありがとうございます。
社会課題に対して取り組む部分は非常に理解出来たのですが、純国産のドローンを自ら作り、法人化してビジネスとしてやっていくのは非常に大変なことだと思います。それでもあえて挑戦された理由はなぜでしょうか?

Liberaware閔様:
大きく2つありますね。
1つ目の理由は、私自身の国籍は韓国なのですが、韓国で育っていた時にいいなぁって思うのはいつも日本の製品だったのです。子供の時は高くて買えなかったけど、タミヤの星印2個ついている物が欲しかったですね。それ以外の電子機器などもそうですが、日本製品への憧れがありました。
日本のモノづくりは凄いなっていう印象があり、自分でもモノづくりを実現してみたいという気持ちがありました。それもあり日本の大学を出て、工学関係のところで仕事をしていたという背景です。
 
2つ目の理由は、野波先生のところでお世話になっていた時に、国産というところを凄くこだわっていらっしゃった部分に共感したためです。
 
日本で野波先生が「これからはドローンだ!」って色々なところで話をしても、みんな「ドローンってなんですか?」みたいな感じでした。「そんなの世の中の為になるわけないよ」みたいな反応で、全然共感してもらえなかったですね。そして、その時にはもう中国企業は資金力がつき、凄い勢いで開発も進み世界を席巻し始めていましただからこそ野波先生は「国産の技術力で勝つんだ!」という想いがさらに強くなられ、私自身も先生が言っていた想いを引き継いでやっていこうという気持ちが強まったことが大きいですかね。
 
ハミングバード鈴木:
なるほど。お話を聞いていると、高度経済成長時代の「メイドインジャパンを世界に広げるぞ」みたいな、ソニーのトランジェストラジオみたいな感じを受けますね。
 
Liberaware閔様:
そのような崇高なものではないと思いますが、また国産とすることを目的化してはいけないということも理解しておりますが、こだわりの部分はやはりありますよね。自分たちがイメージしていたものを、自分の手でイメージ通りに動かすことを実現したいという。当社のモットーも「正しく作る、自由に動かす、社会を変える」としています。
  
ちなみに当社のドローン機体の名前を「IBIS(アイビス)」と名付けているのですが、これは日本語で日本のシンボルの鳥である「トキ」を意味します。トキは日本産は絶滅してしまいましたが、絶やしてはいけないという想いで、現在は中国産のトキを大事に繁殖させています。

今の日本の技術力もそれに近いのではないかと思っています。一昔前までは名実ともに日本のものづくりの力は世界トップクラスだったと思いますが、気が付くと現在は多くの分野で世界に遅れをとっています。とても技術立国と言えた状況ではない中、自分たちの力で日本のものづくりの力を取り戻したいと強く想っています。
ドローン業界を見た場合、現在は中国製のドローンを用いてサービス展開しているのがほとんどです。なんとかそこに打ち勝ちたいっていう気持ちもあり、「トキ」という名前をつけて商標までとりました。
ハミングバード鈴木:
ありがとうございます。並々ならぬ決意を感じますね。
起業されてから資金調達も次々と実施され、非常に勢いを感じます。今後も追い風に乗ってどんどん拡大していく考えでしょうか。

Liberaware閔様:
いえいえ。まだスタートラインに立ったばかりとも言えますし、まさに正念場だと思っています。会社を立ち上げたとき、既にDJIの製品は完成度が高かったです。中国製であることからセキュリティ云々と言われている部分もありますが、あそこまで洗礼された製品を短期間で作るのは本当に凄いです。
 
彼らは資金力もあり、凄い人材も多く集まっているので、現状は真っ向勝負では勝てないなと思っています。
では自分たちが勝てるところはどこだろうと徹底的に研究して今に至るのですが、彼らはBtoCが得意なので、我々はBtoBの領域で、さらにもっとニッチな分野で絶対的な実績を作り、そこを基盤にして体力を作り、真っ向勝負できるようなところまで持っていきたいと考えています。
 
また、販売方法というかビジネスモデルも工夫しているつもりです。
製品を製造して販売するということを選択していません。
いかにユーザーが当社の製品を使いこなし、産業界の生産性向上・安全性向上のために活用していただけるか、いかに日本中・世界中に広めていくことができるか、それだけを徹底的に考えました。
そこで行きついたのが、年間定額制プランにて、「機体壊したい放題」「操縦講習会受講し放題」「3Dデータを生成する画像処理し放題」のサービスを提供するカタチです。
ハミングバード鈴木:
そうですよね。ここも詳しく聞きたかったのですが、御社のビジネスモデルは機体販売ではなく、レンタルモデルを採用されていますよね。レンタルでサービス提供を行う理由をお聞かせいただいてもよろしいですか。

Liberaware閔様:
はい、BtoBの観点ですとユーザーはドローンが欲しいわけではなく、最終的な目的は点検などのデータです。データが欲しいのであれば、あえてドローンを買う必要は無いのではないかと考えました。
ですので、弊社では機体の単体販売は行っておらず、定額制のプランでサービスを提供しています。
 
本当はドローンを単体で販売する方が手離れはいいです。ただ、大量生産により低価格を実現しているDJIさんが業界を大幅リードしていますので、同じことをしていては勝てません。ビジネス領域をBtoBに絞り込み、クライアント企業の求めるデータを提供することにフォーカスしたビジネスモデルとしました。
ドローンの技術がより発展し、人の手も必要ないぐらい自動化された場合は、レンタルのビジネスで成り立つのか、という議論も出てくると思います。ですので、ビジネスモデルは今後も変わっていく可能性はありますね。
 
ハミングバード鈴木:
売り切りのビジネスですとその後のフォローやメンテナンスが難しいですよね。その点、パッケージになって提供していただけるので、私も御社のサービス内容を聞いた時に凄くいいなと思いました。特にデータの部分は僕らも出来ない部分なので、そういうところまで含めて任せたいという企業からのニーズは高いと思いました。

Liberaware閔様:
そうですね。その部分もありますね。
あとは半分冗談で皆さんにお伝えしているのですが、多くの企業ではドローンを購入して操縦するとなると、担当は新人さんになるケースが多いです。
 
ハミングバード鈴木:
あー、それはよくわかりますね(笑)。
Liberaware閔様:
若手が操縦するってなった際に、そもそも操縦経験はないですし、でも操縦ミスでドローン機体を故障させてしまったら始末書を書かないといけませんよね。
産業用ドローンの場合、数百万円するの機体が多いです。
当然「高価な機体を墜落させてしまったらどうしよう…」とビクビクしてしまいます。若手社員ならなおさらです。しかも、そもそも練習といっても「どこでするの?」という話になってしまいます。
 
一方で、我々は「壊し放題ですよ」というところで、紛失さえしなければ「無償で何回でも交換しますよ」と皆さんにお伝えしています。
そうすると、新人パイロットが操縦に慣れるまでの心身的負荷が軽くなります。

あとは現場で点検をするためにドローンを持っていったのに、ドローンが壊れないように操縦し、結果的に点検できなかったというケースがあり、それは本質じゃないよねというところがあったので、まずはドローンというものを使って点検をするというカルチャーを醸成するには、ドローンを壊すリスクは使う側が負わない方が普及が早まると考えました。
皆さんにはそこのリスクは考えないで使ってもらおうと、それが当たり前になれば後は回るようになるので、そこまでは我々がサポートするというサービスを展開しています。
 
ハミングバード鈴木:
弊社でも新人インストラクターは「ぶつけて壊したらどうしよう」ってビクビクしながらやっていますからね。確かに良い考えですよね。
ちなみに皆さん機体は結構壊されるのでしょうか?
 
Liberaware閔様:
経験者か未経験者かによってかなり異なりますね。あと、エビデンスがあるわけではないのですが、面白いなと思うのが、ゲームをやっている人たちは、慣れるのが早いですね。スティック操作の感覚が結構上手なので、そういう人たちは上達が早いような気がします。
 
ハミングバード鈴木:
そうすると人によってかなり異なりますね。
 
Liberaware閔様:
そうですね、ただパイロットとして来る候補の方は若い方が多いので、プレステ世代の人達は、大体上手いです(笑)。
それでも実際に現場でドローンを飛ばして点検が出来るのまでの時間は、大体80時間ぐらいですね。それだけ操縦の難易度は高いです。
ハミングバード鈴木:
結構かかりますね。それだけ価値がある業務ということですよね。
そのIBISの機体についてお聞きしたいのですが、開発にあたって、今も色々苦労されているかと思いますが、ここに至るまでで最も苦労された部分はどこでしょうか?
 
Liberaware閔様:
やはり一番は、モーターですね。モーターは本当にこだわりました。
最初は市販のモーターを組み立てて飛ばしていました。しかし実証実験で狭所空間の現場を飛ばした際、モーターに粉塵が入ってモーターが壊れて落下してしまいました。
多分このまま進めていくと、同様に落下する事故が増えると感じ、「防塵モーターを作らないと現場では使えない」ということが会社を創業して1年目過ぎたくらいに分かりました。そこからはオリジナルのモーターを作ることを大前提に行動を始めました。
 
もう色々なモーターの会社に頭を下げて、「ベンチャーなんですが、作ってくれませんか」とお願いしたのですが全然ダメで。「そんな小さいモーター作ったところで需要もないのに開発費割けないよ」って門前払いされることがほとんどでしたね。
 
その時に本当にたまたま、日本電産さんが当時パソコンの中のハードディスク用モーターを作る部隊が新しい技術をどこかに使えないかという話があり、さらに開発チームがドローンはニーズありそうだねって興味を持っていただいて「一緒に作りましょう」って協力してくれることになりました。
 
ハミングバード鈴木:
日本の一番技術力のある会社が協力してくれたというのは凄いですね。現状モーターは壊れたりはしないのですか?
 
Liberaware閔様:
はい、モーターが壊れてドローンが落下したことは1件もないですね。
 
ハミングバード鈴木:

素晴らしいですね!!それはもうDJIにもない御社と日本電産さんの独自の技術ですね。
 
Liberaware閔様:
そうですね。小さいドローンはそもそも回転率が高いので、熱がこもりやすくなってしまいます。防塵にしなくてはいけないのに、熱がこもってしまう。そこで放熱もしつつ、製品の品質も保ちつつ、防塵性も保つことに非常に苦労しました。

ハミングバード鈴木:
それは大変そうですね。今聞いていてもどうやって解決されたのだろうって(笑)
 
Liberaware閔様:
モーター単体ではなく、モーターの熱を胴体に逃がすような構造を作りました。ボディー側が電子基板になっているのですが、そこの基板上に熱を逃すような構造にしています。これは特許も出願しています。ですので、モーター単体というより、ボディー含めた全体として製品を作っていますね。
あとは、プロペラも熱伝導樹脂というものを作っています。モーターの熱をそこから放熱できるように熱伝導率が一番いい樹脂で作っています。
 
ハミングバード鈴木:
そうなのですね。細部に至るまで研究しつくされているのですね。
 
Liberaware閔様:
何とか温度を調整しなくてはいけないので、そういったところで工夫しています。

ハミングバード鈴木:
なるほど。弊社も大事に使わせて頂きますね!
 
Liberaware閔様:
いえいえ(笑)。
ハミングバード鈴木:
次の質問ですが、今後ドローンがこれまで以上に活躍する時代になっていくと思いますが、御社としてはどんな形で社会貢献を目指していらっしゃいますか。
 
Liberaware閔様:
実は我々はドローンにこだわっていません。ですので、社名にもドローンは入っていないです。どちらかと言うと、我々が持っているハードウェア、ソフトウェアの技術を使って社会課題を解決したい方が大きいですね。
ドローンはデータを取得する為の一つのツールであると考えています。
 
以前にプラントのお客さんから、我々のことを「内視鏡みたいだよね」って例えていただいたのですが、「凄くうまい例えだなぁ」と思う一方で、我々は内視鏡になりたいわけではないのですよ。内視鏡はやはりツールなので、我々が目指すのはそのデータを取得し、結局このデータが最終的にどういう意味があるかまで、コメントを言えるようにしていきたいと考えています。「ここの設備はあと何十年大丈夫ですよ」「いつまでに修理が必要ですよ」など。
 
高度経済成長期に作られたインフラ設備がどんどん老朽化していることが社会問題にもなってきています。以前もありましたけど、目視点検の結果は大丈夫だったけど、次の日に陥没したとか。
 
今後の安全は、誰がどう証明するかわからないですよね。だからこそ自分たちで情報を取りにいき、「ここはもう大丈夫です」というのを自分たちで自信を持って言えるようにしたいと考えています。

ハミングバード鈴木:
素晴らしい事ですよね。
今の部分では社会貢献という視点でしたが、展望と言いますか、御社が目指すゴールってどういう部分でしょうか。
 
Liberaware閔様:
ゴールというよりは、ビジョンにはなるのですが、「狭くて暗くて汚い情報を世界一持っている企業になる」ということを言っています。
 
ハミングバード鈴木:
それは非常にわかりやすいですね!
それが出来たら日本だけに関わらず世界中からオファーが来ますよね。
 
Liberaware閔様:
はい、実際に来年は海外を狙っています。
具体的にはアジアです。恐らく今年中にはプレスも出ると思います。
 
ハミングバード鈴木:
凄いですね。ちなみにアジアで御社と競合する会社ってあるのですか?
 
Liberaware閔様:
我々の調査では大きな競合はまだいないのではないかと思っています。また、ニーズがある事も確認をしていますので、これは独占的に狙えるねっていうところで攻めていこうと今準備をしています。
ハミングバード鈴木:
なるほど、わかりました。
弊社は操縦士の育成を行っているドローンスクールになります。御社としても操縦士を増やしていかなければならないと思いますが、我々のようなドローンスクールに期待することがあれば教えていただけますか。
 
Liberaware閔様:
これからこの我々の行っている事業をはじめ、ドローンはどんどん活発化していくと思います。
また、人口が減少していくなか、そもそも現場に行って、危険な場所に入って点検する人材も少なくなります。ドローンを活用することによって、より安全により効率的に点検できることは社会が求めることになると考えています。
そこに対して関心をもって頂いている方も多いので、我々は点検を気軽にできる体制を作っていきたいと考えていますし、スクールを受講される方で、ドローンをビジネスとして取り組みたい方には是非屋内空間の点検業務にもチャレンジしていただきたいなと思いますね。
 
ハミングバード鈴木:
ありがとうございます。弊社の受講生でも御社の商品はニーズが高いですね。
空の飛行だけじゃなく、プラントの点検や下水道管内を点検したいなど。現在はまだ実現できていないので、僕らとしても御社の商品に非常に期待しています。
我々はパイロットの育成を頑張りますね!
ハミングバード鈴木:
追加で幾つか質問してもよいですか。
これまでで印象的だった現場とかはありますか?
 
Liberaware閔様:
印象的ですか…
いろんな現場が印象的で、言えない場所も多いのですが(笑)。一つ印象的な場所ですと、駅ですかね。駅内の天井の点検を行ったのですが、時間が終電から始発の間と限られていて、わずか数時間で成果を出さなきゃいけないという現場でした。
 
天井とかは図面と違っているケースもあり、古すぎて分からない部分が多かったです。もう情報を取りに行かなきゃいけないなんですよね。
 
ハミングバード鈴木:
駅は広いですからね。大変ですよね。
ちなみに今のお話とも通ずるところはありますが、昨今『デジタルツイン』という技術が注目されていますが、僕らもある工場に行った際、そこが増改築を繰り返されていて、元ネタを誰も持っていないということで、現状がどうなっているかわからなかったというのがありました。
そういった時に撮影データを複合し、それをベースにして今後点検していくこともスタンダードになっていくのかなと思っているのですが、いかがでしょうか。
 
Liberaware閔様:
そうなると思いますね。今そういったデジタルフォーメンション、デジタルツインというキーワードを追及しているJR東日本のグループ会社さんと一緒に作った会社が「CalTa株式会社」です。
 
建設現場や設備などで繰り返し改修が行われてデータがなかったり、データの確認が難しかったりする場所って結構多いですよ。
新人さんとかは紙で保管されている二次元の図面を見て、状況を把握するだけでも大変です。
これが3Dデータで見えるデータとしてあるのなら、紙で保管する必要はないですよね。
 
※CalTaについて https://calta.co.jp/
CalTaは、狭小空間の画像や点群を取得するサービスおよび動画や連続写真から点群などの三次元データを生成し、用途に合わせて可視化するサービスを展開。これらを通して、鉄道・インフラ業界のデジタルトランスフォーメーション実現をサポートする。
 
 
ハミングバード鈴木:
こちらも非常に楽しみですね!
本日は貴重なお話、ありがとうございました。
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