インタビュー

【ドローン未来通信vol.24】渋谷区議会議員 斉藤 貴之様

ドローン未来通信では、様々な方に今後のドローンの可能性についてインタビューを行う企画です。
24
回目の今回は渋谷区の区議会議員である「斉藤 貴之様」にドローン活用や今後のドローンをビジネスで有効活用していくにあたっての課題やドローンスクールに期待されることをお伺いしました。

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斉藤貴之

●略歴
昭和50年12月10生まれ
青山学院大学経営学部卒業
ゼミでは渋谷青山のまちづくりや貿易と商業英語を学ぶ
衆議院議員、県議会議員等の支援のため各地を飛び廻る
イギリス、ロンドンへ語学留学
その後、世界各主要都市を研究視察(12カ国以上)
  
●現在 
IMPERIAL㈱ 代表取締役
サイトウ不動産㈱ 取締役
自由民主党渋谷総支部組織広報委員長
自民党渋谷区第二十三支部 支部長
全日本不動産政治連盟 渋谷支部 選挙対策委員長
全日本不動産協会 東京都本部 渋谷支部 監事
NPO法人 生活支援クラブ絆会 理事
渋谷消防団 第一分団 班長
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ハミングバード鈴木:
渋谷区は私が育った街として、何かしらドローンを活用し地域貢献したいと考えております。
現状どの様な領域でドローンを活用されているでしょうか?
また、今後ドローンについて、どのような取り組みの可能性がありますか。

斉藤氏:
現在渋谷区は飛行禁止エリアとなりドローンを飛ばせないエリアとなっております。
以前には代々木公園で行われた、渋谷防災フェスで何台かのドローンを飛ばした実績はございます。
この時は国交省の航空局や東京都と許可を取るのが大変でしたが飛ばすことが出来ました。
ただ、今時点では渋谷区として積極的にドローンを活用するという議論は残念ながら出ていません。
 
ハミングバード鈴木:
ドローンの活用に関して、なかなかイメージするのが難しいのかもしれませんね。
 
斉藤氏:
そうですね。自治体関係者もドローンスクールなどで具体的な活用用途を学んだりすれば、今後の活用も積極的に検討していけるのだと思います。
ハミングバード鈴木:
日本は、外国に比べて台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などの自然災害が発生しやすい国土です。
災害発生時に素早く正確に状況を把握するために、ドローン活用が必要と考えますが、斉藤先生としては災害とドローンの関係についてはどのようにお考えでしょうか?

斉藤氏:
私がイメージするのは物資輸送ですね。災害時の緊急物資の供給などは非常に重要な役割を果たしていくと思います。
また、今後技術が進化すればドローンが救助者を運んでいけるような活用が出来ればいいなと思っています。
ビルに取り残されてしまった方や孤立してしまった方の救助の手段としてヘリと並行して活用できるような時代が来てほしいですね。
 
渋谷駅近辺は過去に川があった場所になります。
以前、スクランブル交差点が水没するCG映像をテレビで観ました。中継をするアナウンサーが見る見るうちに水浸しになっていく映像でした。
その様な事態になった場合に人が乗れるドローンがあれば、迅速な救助が出来るようになります。
私的にはそんな時代が早く来てくれることを望んでいます。
 
ハミングバード鈴木:
ハチ公近辺って豪雨の際には危険な場所だったんですね。知りませんでした。
 
斉藤氏:
はい。渋谷駅は一番底になります。現在は貯水槽を設置したことによりある程度水を貯められるようになりましたが、それ以前は集中豪雨の際には被害がありました。
私は消防団に所属していますが、以前の台風の際に道玄坂から渋谷駅に向かった際にスクランブル交差点が水没していました。
  
ハミングバード鈴木:
その様な状況だと先ほどおっしゃっていた人を運べるドローンというのは非常に有効的ですね。
 
斉藤氏:
他には誘導ツールとしても活用できそうです。
オリンピックの話になりますが、渋谷区ではアロープロジェクトという取り組みを行っています。
このプロジェクトは会場誘導のため主要箇所に会場までの誘導サインを設置してスムーズな運営ができるよう行われています。
例えば、この誘導をドローンが多言語を駆使して出来るような世界が出来れば渋谷っぽいですし格好いいですね。
 
ハミングバード鈴木:
文化発信の街、渋谷って感じですね。
 
斉藤氏:
是非、この様なことが出来る時期が来たら、真っ先に渋谷区で取り組みたいと思います。
ハミングバード鈴木:
今後、ドローンが都内等の人口集中地区で活用を広げていくにあたり課題を教えてください。

斉藤氏:
建物点検は非常にイメージしやすいです。
区有物件の点検などは現在でもニーズがあると感じています。
また、区からの仕事の依頼という視点とは別に今後のマーケットの成長を見据えて、ドローン操縦士育成の費用を補助したりするのも自治体として必要な取り組みだと思っています。
子供たちに向けたドローンプログラミング教室なども行政主導で行えるような取り組みが出来たら非常に良いと思いますね。
 
ハミングバード鈴木:
なるほど、将来的な人材育成を行い街を活性化していくという事ですね。
 
斉藤氏:

そうです。渋谷から世界に通用する人材を行政が補助していけるような仕組みが出来るといいですよね。その様な将来を創っていきたいなと思います。
ハミングバード鈴木:
現在、多くのドローンスクールが存在していますが、今後ドローンスクールに期待されることを教えてください。

斉藤氏:
飛行機が渋谷の空を飛ぶようになって、万が一物が落ちたりしてきたら、、、等の心配事となっています。
今後、都市部でもドローンが飛ぶような時代が来た場合、ドローンの安全性などを分かりやすく区民の方に伝えられるような手段があるといいですね。
また、リスクはありますがドローンの活用によりこんな便利な生活になるんだよ、というような事を理解していただけるように常にアピールを行っていただきたいと思います。
ほとんどの方がその様なことを知らないと思いますので、多くの方に知っていただき安全で便利なドローン活用が出来るような取り組みをしていただきたいと思います。
 
ハミングバード鈴木:
ありがとうござます。
最後になりますが、渋谷に関しては災害救助などだけでなく、文化発信都市として最先端の活用をしていただきたいと思っています。
渋谷の魅力を伝えるツールとしてドローンが活用できればいいなと思っています。
 
斉藤氏:
私もそう思います。
先ほど申し上げた案内ドローンもそうですが、例えばハチ公前にドローンが常駐していて、道を尋ねると道を誘導してくれたりインフォメーションの役割を果たしたり。
コーヒーを注文すると渋谷名物のコーヒーが運ばれてきたり。
人が乗れるドローンが登場すれば、高層階にお住いの高齢者の方を運んだりもできます。
また、プログラミング制御され、さらに安全性が高いドローンが出てくればさらに便利な世の中になっていくと思います。
 
ハミングバード鈴木:
渋谷駅前からドローンタクシーに乗って目的地まで運んでくれる時代が来るといいですね。
これが出来れば、無人及びバッテリー稼働となるので、エコでコストを抑えた新たなビジネスモデルを作ることも可能です。
 
斉藤氏:

それは本当に良いですね。まさに都心で活用するモデルになると思います。
 
ハミングバード鈴木:
本日はありがとうございました。

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