ノウハウ

ドローン資格の種類・特徴・費用を比較

昨今、「ドローン」と検索すると必ずと言っていいほどついてくる「資格」という言葉。
 
ただ調べてみると「ドローン資格」には色々な種類があることが分かります。
 
現在、資格発行団体(管理団体)は50以上存在しています。※2021年3月時点
 
資格を発行している団体が50以上も国内に存在しているのです。。
 
かなり驚きの数字ですね。
 
さらに、ドローンスクール(講習団体)は全国で900以上存在しています。※2021年3月時点
※国土交通省航空局ホームページ「無人航空機の講習団体及び管理団体一覧」掲載情報
 
 
これだけ多くの資格団体、スクールがあると初心者からするとどこにすれば良いか迷いますよね。
 
ではそれぞれ何が違うのか?今回はなかでも代表的なドローン資格と受講内容等の特徴をご紹介していきます。

1.ドローン操縦士回転翼3級

『ドローン操縦士回転翼3級』はDPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)より発行される資格です。
DPAは2016年に設立され、「ドローン航空の安全文化構築」を基本方針として資格発行を行っています。
2級・1級の発行も準備中で、完全登録制や完全免許制に合わせて練習内容や試験項目を作成中です。

【特徴】
①専用の練習機でより高い技術の習得が可能
講習中は練習専用の「DJI F450」を使用します。
この機体はカメラを搭載しておらず、加えてGPSをオフの状態で飛行させるので慎重かつ迅速な操作が求められます。
修了時には高度な操縦技術が身につきます。

②座学室と練習場が併設の施設
ショッピングモールや大型倉庫等、スクールにより異なりますが基本的に座学室と練習場が併設されていますので、遠方への往復を繰り返す必要がありません。

③少人数制の講習
確実な技術習得のために1日の講習で1名のインストラクターにつき受講生2名など少人数制で行います。

④ライセンスに保険が自動付帯
DPAが東京海上日動火災と提携しており、資格取得時に自動的に保険がついてきます。
個人・法人登録で支払われる保険料が異なってきますので、用途にあわせた設定が可能です。

【費用】
・回転翼3級取得 250,000〜320,000円(税別) ※スクールにより異なります
「目視外飛行」等の追加飛行形態取得は別途料金が必要です

・初年度認定料25,000円(非課税)

【有効期限】
資格取得から2年
更新には更新料が別途必要となります。
 
【受講日数】
3〜4日 ※スクールにより異なります。

【受講要件】
対象:初心者〜中級者
年齢:15歳以上
適性要件:視力、色覚、身体要件あり

2.無人航空機操縦技能・無人航空機安全運航管理者

『無人航空機操縦技能・無人航空機安全運航管理者』はJUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)より発行される資格です。
JUIDAは2014年に設立され、無人航空機の新たな産業・市場の創造支援と健全な発展へ」をモットーに資格発行を行っています。
資格の名前が2種類に分かれていますが、「技能」はパイロット、「運航管理者」はドローンを飛ばす現場監督のような立ち位置と思えばわかりやすいかと思います。

【特徴】
①全国に200校以上設置
2020年12月時点で北海道から沖縄まで200を超えるスクールが運営されています。
選択肢が多いので、地方などの広い場所がないと飛ばせないというイメージがつきがちなドローンですが、自宅から近いスクールを選びやすくなっています。

②各スクールによりカリキュラムがカスタマイズ可能
各スクール独自の実技カリキュラムを設定できるため、修了時の技術レベルにバラつきがあるという点は押さえたいです。

③座学室と実技施設が別の場所
スクールによりますが座学室と練習場が離れている場合があり、座学は自宅から近くでも実技日程では遠方まで出向く必要があるスクールもあります。

【費用】
200,000〜350,000円 ※スクールにより異なります

【有効期限】
資格取得から2年

【受講日数】
3〜4日 ※スクールにより異なります

【受講要件】
対象:初心者〜中級者
年齢:無人航空機操縦技能=16歳以上
   無人航空機安全運航管理者=20歳以上+無人航空機操縦技能保有者
適性要件:両目視力が0.7以上(眼鏡・コンタクト可)

3.無人航空従事者1〜4級

『無人航空従事者1〜4級』はドローン検定協会より発行される資格です。
2015年より発行が開始され、無人航空機を取り扱う従事者の知識レベルを客観的に評価し、その資質向上と周囲の方への理解を広めることを目的として無人航空従事者試験(ドローン検定)を実施しています。

【特徴】
①取得後は国交省への許可申請時に操縦者資格の証明書を添付可能
②他団体のように数日間スクールに通うのではなく、年6回各地で開催される試験会場に赴き50問の筆記テストにより合否を判断します。
③検定合格後は協会提携の実技講習実施団体にて受講が可能になります。
国交省から許可が出る条件である10時間の飛行経験はそこで獲得する、という流れです。
・試験実施回数が年間でも少なく、コロナの影響で受講可能人数が限られる可能性があるため入念な事前準備が必要です。
・知識に特化しているため「基礎知識・用語」から「物理学・工学・気象・法令」等かなり幅広い範囲の習得が可能です。

【費用】
4級 3,000円
3級 5,600円
2級 12,200円 ※要ドローン検定3級取得
1級 18,300円 ※要ドローン検定2級取得

【有効期限】
明確な記載なし

【受講日数】
1日(各回15時ごろから開始予定)

【受講要件】
視力や身体能力に特に制限なし
2級は3級取得者限定、1級は2級取得者限定となっているため最低でも3級からの挑戦となります。

まとめ

以上、現在ドローンに関する資格を発行している代表的な3団体の特徴をお届けしました。
それぞれ値段や受講日数で一長一短ありますが、ドローンを飛ばす現場で重要となるのはやはり「技術」です。

技術を重要視している点でみると、練習機の難易度も相まってオススメは「DPA」かと思います。
知識・技術をバランス良くとりたいなら「JUIDA」
とにかく知識を詰め込みたい!ということなら「ドローン検定」です。
 
現状どの団体・ライセンスでも、国交省への申請では使用可能なので
ご受講の際はご自身の通い方や何が目的なのかに合わせて選ぶことをオススメします。
 
それでは、法律やルールをしっかり守って楽しくドローンを飛ばしましょう!

  DPA JUIDA ドローン検定
スクール費用(税抜) 250,000〜320,000円 200,000〜350,000円 2700円〜16,000円
初回登録料 25,000円 無人航空機操縦技能
2,000円(税別)
無人航空機安全運航管理者
15,000円(税別)
スクール費用(検定料)と同様
日数 3〜4日 3〜4日 1日(筆記試験のみ)
有効期限 2年 2年 不明
特徴 難易度が高い練習機で
「技術」に特化。
カリキュラムはDPA加盟スクールで共通。
講習施設がワンストップの場所が多い。
「技術・知識」をバランス良く取得
練習機は市販のドローンやトイドローンのためスクールによって指導方法が異なる。
「知識」に特化。
他団体より深い知識の習得が可能。
実技講習は提携のスクールにて別途実施。
学校数 32校 200校以上 実技実施提携 3団体


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