インタビュー

【ドローン未来通信vol.11】世田谷区議会議員 荻野 健司様

世田谷区議会議員 荻野 健司
ドローン未来通信では、様々な方に今後のドローンの可能性についてインタビューを行う企画です。
11回目の今回は世田谷区の区議会議員である「荻野 健司様」にドローン活用や今後のドローンをビジネスで有効活用していくにあたっての課題やドローンスクールに期待されることをお伺いしました。

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荻野 健司(おぎの けんじ)
1975年2月12日、埼玉県東松山市生まれ。
1998年、早稲田大学法学部卒業

【学 歴】
埼玉県東松山市立東中学校卒業
埼玉県立熊谷高等学校卒業
早稲田大学法学部卒業

【職 歴】
株式会社リクルート入社
以降IT系ベンチャー企業の役員等を経て、ウェブコンサルティング会社を経営

2015年より世田谷区議会議員。世田谷区上野毛在住。
2015年、世田谷区議会議員選挙にて初当選(5,555票・11位)。2019年、二期目当選(8,654票・3位)。
改選後、自民党世田谷区議団の政調会長を務める。

●2019年5月〜現在)企画総務常任委員会、オリンピック・パラリンピック等特別委員会
●2017年5月~2019年3月)都市整備常任委員会、災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会(副委員長)
●2015年5月~2017年4月)企画総務常任委員会、地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会
 
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ハミングバード鈴木:
世田谷区では現状どの様な領域でドローンを活用されているでしょうか?
また、今後ドローンについて、どのような取り組みの可能性がありますか。

荻野氏:
3年前からNPOと協定を締結し、災害時の被害状況の把握、空撮していただいたものをデータで提供していただく取り組みを始めています。
今後については、もう少し細かい各所での被害状況が、より早く明確に把握できるような体制にしていきたいですね。
それに基づいて、災害ボランティアの方にも情報提供ができるような体制が取れれば、より望ましいと考えています。
 
他にも、学校での周年行事の空撮や、校舎の改築に当たって、取り壊し前後や完成までの様子を撮影し、記録に残していくようなことなんかも、かなりいいものになるんだろうなと思っています。学校の校舎に限らず、区の施設なんかでも考えられることですね。
 
世田谷は自然も多いので、「あ、こんな所もあったんだ」と発見してもらう意味では、ドローンで撮影したものを観光PRで使っていけたらいいですね。
世田谷も、観光に力を入れていこうという動きはありまして、街中歩きを推奨したりしていますから、街並みも撮影してみたいですね。
 
世田谷区は空き家も多くて現状職員が目視調査をしてるのですが、それを立体的に知る術があれば、かなり有用だとおもいますし、実際にあった例で、「家に囲まれた家」があったんですが、周辺の方々にご指摘いただいたことで把握できたような事例でして、そういったケースがそれほど多くはないかもしれませんが、ドローンによって発見することができるといいですね。
どうやって「家に囲まれた家」ができてしまったかはわからないのですが、その例では倒壊の危険があるくらいボロボロで、周辺の危険も懸念されました。
ハミングバード鈴木:
日本は、外国に比べて台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などの自然災害が発生しやすい国土です。
災害発生時に素早く正確に状況を把握するためにドローン活用が必要と考えますが、荻野先生としては災害とドローンの関係についてはどのようにお考えでしょうか?

荻野氏:
ドローンは災害時利用との親和性がとても高いと思います。
特に世田谷の場合は、多摩川という一級河川が流れていますから、水害というのは一番の不安だという地域住民の方々の声も多く寄せられています。

特に水害が発生した後の被害状況把握には活躍してもらいたいと考えています。
世田谷の場合は震災、地震発生時、避難所運営を各地域に任せている形で、町会、自治会に、各小学校中学校に行って、避難所を開設するようお願いする体制になっています。
区の職員は、原則行きませんので、そういった時に各地の避難所が、ちゃんと機能しているかどうかというのが、私もいち区民として心配ですし、行政としても懸念する所だと思いますが、状況が許せば、数十か所ある各地の避難所をドローンが周って、どんな状況なのかというのを災害対策本部でわかれば、かなり有用な情報になるだろうと思います。
 
世田谷は結構広いので、渋谷寄りの北部は木造住宅密集地域があるんですね。
中には消防車が入っていきにくい場所もありますから、ドローンでそういったところの状況をいち早く知ることができればいいですね。
ハミングバード鈴木:
今後、ドローンが都内等の人口集中地区で活用を広げていくにあたっての課題を教えてください。

荻野氏:
物資輸送とか、それこそ可能性はたくさんあると思います。
ただし、個人情報の取り扱い、映像データがどう使われるかの心配はあります。
これは世田谷だけに限りませんが、人口密集地で使用された際のデータの取り扱いについて、法体系もですが、住民の方が気にされるのを、どう扱っていくかという課題はありますね。
ハミングバード鈴木:
現在、多くのドローンスクールが存在していますが、今後ドローンスクールに期待されることを教えてください。

荻野氏:
国の方で免許制度を作るという動きではありますので、公的な裏付けができるというのは喜ばしい事ですが、あまりドローンに詳しくない方からすると、ドローンの安全性だとか、どれくらい技術が進んでいるのかっていうのは、なかなか分かりづらいところがあります。

それに対して、ドローンはこういう使い方ができて、これくらい安全なんだという情報が周知されるといいなと思います。
御社のホームページにもそういった情報が多くあって、とてもいいなと感じました。

ハミングバード鈴木:
ありがとうございます!

荻野氏:
あとは、ドローンを多くの人に触ってもらうっていうのが重要かなと思ってまして、私も申し訳ないことに触ったことはないんですが、子供や高齢者も含めて、容易に触れ合うことができる場所が各地に増えれば、裾野が広がると思いますし、理解も進むと思います。
 
それと、行政側からお願いをする時に、オペレーターの方の技量、どれくらいのスキルをお持ちで、どういう実績があってといった技量の可視化が明確化されると、頼む側としても安心できるというか、ランク付けなのか、何がいいかはわかりませんが、わかりやすくなっているといいなと思います。

ハミングバード鈴木:
貴重なご意見ありがとうございます。
ドローン未体験とのことなので、ぜひお台場のヴィーナスフォートまでお越しください。
無料でドローンの体験も可能ですので!

荻野氏:
いつ行ってもいいんですか?例えば議員数名でお伺いするとか?

ハミングバード鈴木:
はい。いつでもお待ちしてます!
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