インタビュー

【ドローン未来通信vol.15】新宿区議会議員 渡辺 みちたか様

ドローン未来通信では、様々な方に今後のドローンの可能性についてインタビューを行う企画です。
15回目の今回は新宿区の区議会議員である「渡辺 みちたか様」に新宿区におけるドローン活用や今後のドローンをビジネスで有効活用していくにあたっての課題やドローンスクールに期待されることをお伺いしました。

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渡辺 美智隆(わたなべ みちたか)

1985年生まれ
東京都出身

【経 歴】
・慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・慶応義塾大学院卒業
・中小企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(1期)
 
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ハミングバード鈴木:
新宿区では現状どの様な領域でドローンを活用されているでしょうか?
また、今後ドローンについて、どのような取り組みの可能性がありますか。

渡辺氏:
新宿区は新宿駅が世界一の乗降者数を誇り、常に人が密集しているエリアとなりますので、災害発生時の対策というのは非常に大きな課題となります。
大規模災害が発生した場合には膨大な数の帰宅困難者が新宿駅周辺に取り残される可能性があり、大きな混乱を避けるためスムーズに避難区域に誘導する必要性もあります。
新宿駅周辺だけでも避難区域は複数個所設けられており、それらの場所に適切に誘導することにより安全が確保され、公共交通機関復旧までの対策を早期に立てることが可能になります。
ドローンはこの様な災害時に非常に大きな役割を果たしていくと考えております。
 
また、アジアで最大の繁華街である歌舞伎町も近接しており、セキュリティーという視点でも区として対応していかなければなりません。
現在は防犯カメラを設置し治安維持を行っておりますが
今後はドローンを活用することにより現場監視及び犯罪抑止につながっていくツールとして期待しています。
 
あと、未来的が来たというか、昔ドラえもんで観た未来の正解が来る感じがしてワクワクします笑
空を飛んで色々なことが出来る。瞬時に移動が出来たり。
ドラえもんが出す道具の中で一番最初に現実化される道具がドローンなんだろうなと感じています。
ハミングバード鈴木:
日本は、外国に比べて台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などの自然災害が発生しやすい国土です。
災害発生時に素早く正確に状況を把握するために、ドローン活用が必要と考えますが、渡辺先生としては災害とドローンの関係についてはどのようにお考えでしょうか?

渡辺氏:
前述の通り、災害時のドローンの活用は今後非常に重要な取り組みになっていくと考えています。
新宿区では4年前から大規模災害を想定したドローン活用の実証実験を行ってきております。

2019年には、大規模災害時の避難誘導でドローンを活用できないかという事で、西新宿エリアで災害訓練時にスピーカーが搭載されたドローンを用い、避難誘導シミュレーションを行っています。
こちらは震度6強の震災発生時を想定して行っています。
 
また、新宿区は繁華街やビジネス街だけでなく、落合や神楽坂といった住宅地もあります。
大規模震災の場合には火災発生も想定され、その際には住宅街で延焼する危険性もあります。
そのような際に正確な状況確認が出来るツールとしてドローンは非常に有効であると考えます。

他に、新宿区は神田川が横断しており、大雨や台風、高潮といった水害の際には神田川周辺は浸水してしまう可能性もあります。
その様な際にも被災状況のリアルタイムで把握することにより的確な救助活動を行う事も可能ですし、救援物資の輸送などもドローンで行えるようになると非常に良いと思います。

災害活用という視点からだけでも多くの可能性をドローンは秘めていますので、今後どのように法整備がされドローンが活用されていくのか期待しています。
ハミングバード鈴木:
今後、ドローンが都内等の人口集中地区で活用を広げていくにあたっての課題を教えてください。

渡辺氏:
まずは法整備だと思います。
安全性の担保が最重要課題になりますので、そこをクリアした法整備がなされることが今後のドローン普及のポイントになると思います。
特に新宿区のような繁華街や超高層ビルが乱立するエリアを飛ばすとなると最先端のテクノロジーと卓越した操縦技術を要します。

また、ドローンを扱う操縦士のモラルも重要な要素になってくるでしょうね。
安全確認やプライバシーの問題など、ドローンが普及するにつれ様々な方がドローンを扱うわけですので、法律や技術とは別な要素もクリアしなければいけない課題だと思います。

ビジネス用途で考えると、新宿での可能性としては高層ビルの点検や物資輸送が期待できます。
特に物資輸送ですが、靖国通りから明治通り、甲州街道と新宿は主要道路が交錯しており渋滞が非常に大きな課題です。
急を要する物資の輸送をドローンで行える時代が来れば非常に便利な世の中になると思います。
ハミングバード鈴木:
今後ドローンスクールに期待されることを教えてください。

渡辺氏:
新宿では一部ドローンの活用を行っておりますが、まだまだ積極的に現場で活用されているわけではありません。
今後は様々な基準が設けられていき、ドローンの活用ももっと明確化されていくと思います。

ドローンの操縦スキルを身に着けたいという方は今後どんどん増えていくのでしょうが、更に専門性を求められるのでないでしょうか?
特に、国家ライセンス化という動きになってきているという事は、国が産業活用を視野に入れているという事になりますので、実際の現場で活用できる専門的なスキルの習得が必要になってくると思います。

今後は、その様な色んな用途で活用したい操縦士育成をしっかりと行えるスクールが求められてくるのではないでしょうか。
ハミングバードさんも多くの受講生を輩出し現場経験も豊富なスクールですので、更にレベルが高いスクールに成長してくれることを期待しています。
ドラえもんの世界を現実にできることも期待しています。

ハミングバード鈴木:
本日は貴重なお話ありがとうございました!
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