ノウハウ

ドローン宅配はどこまで進んでいる?

ドローン宅配
ドローンの活用において将来的に大きな可能性を秘めているのが「宅配サービス」です。
 
ネットで購入した商品がドローンによって運ばれる未来を想像した方も多いと思いますが、皆さんの想像以上に実現が近づいています。
 
ドローン宅配によって物流サービスが大きな変化を迎えるのは確実ですし、様々な社会課題の解決も実現できるでしょう。
 
今回はそんなドローンによる宅配サービスの現状について解説していきます。

1.ドローンによる宅配サービスが普及するとどうなる?

ドローンによる宅配サービスが実用化されると、以下のようなメリットがあると考えられています。
 
 ①配送業の人手不足解消
 ②配送困難な離島などへの宅配が可能になる
 ③人口減少地域へのインフラの充実

 
さまざまな社会課題を解決する可能性を秘めており、期待感も高まっているドローン宅配のメリットを詳しく見ていきましょう。
 
①配送業の人手不足解消
ネット通販が大幅に普及した中で、配送業における人手不足問題が深刻化しています。
 
宅配サービスの需要が高まる中でも、人手不足は一向に解消されず、1人の配送員に多大な負担が押し付けられている現状です。
 
宅配業界では、物流拠点から個人宅までの区間における配送負担の増大を「ラストワンマイル問題」と読んでおり、テクノロジーによる課題解決が求められています。
 
ドローン宅配が普及することで、物流拠点から個人宅までの配送をドローンによって自動的に行うことが可能です。
 
従来の物流サービスにドローンを組み込むことができれば、需要が高まる宅配サービスに対応することができる可能性が高いです。
 
②配送困難な離島などへの宅配が可能になる
ドローン宅配が解決するのは人手不足問題だけではありません。
 
離島や山間部など通常の配送サービスを得るのが困難な地域においても、ドローン宅配の活用が期待されています。
 
自動車による宅配が困難な離島にドローンを飛ばすことで、個人の宅配便だけでなく、処方薬の授受といったことも可能になるでしょう。
 
逆に、地域の特産物を広く発信していくことにドローン宅配が活用されるかもしれません。
 
従来の方法よりも低コストで特産品を外部に届けることができれば、地域を盛り上げる鍵になるでしょう。

2.ドローンによる宅配サービスが抱えている課題

実用化が期待されるドローン宅配ですが、現状として課題も山積みになっています。
 
最も大きな課題として挙げられるのが「安全性」です。
 
機体自体が物や人に衝突する危険性や商品を落下させてしまうリスク、飛行中のドローンが襲われて商品が盗まれるといった可能性も懸念されています。
 
また、ドローン自体が大量の荷物を運ぶように設計されていないため、効率よく実用化するための仕様もまだ課題があります。
 

そして何よりもドローン宅配の実用化に向けた法整備が未だ不十分です。
 
現状の法律、条令では、他人の敷地上空を勝手にドローンで飛行することはできません。

ただし、2022年には法律部分の課題も解消されるかもしれません。

政府の方ではレベル4に向けた法整備を進めています。
詳しくはこちらをご覧ください

無人航空機のレベル4の実現のための新たな制度の方向性について

3.ドローン宅配サービスの事例を紹介

ドローンによる宅配サービスはビジネス的な観点からも、社会課題の解決という観点からも大きな可能性を秘めていることから、さまざまな大企業がこぞって実証実験を実施しています。
 
ここでは、主なドローン宅配サービスの事例を紹介していきます。

①Rakuten
ネット通販大手の楽天では、オリジナルのドローンを共同開発することで、配送サービスの実用化を進めています。
 
2016年5月にゴルフ場のデリバリーサービスを試験的に開始し、2017年10月には南相馬市におけるドローン宅配サービスを実施しました。
 
2019年7月には神奈川県横須賀市猿島へドローンによって配送を行うプロジェクトを実施するなど、継続的な取り組みが見られています。

2021年1月6日からは、ドローンを使って三重県志摩市の離島・間崎島に食料品などを配送するサービスを期間限定で開始しました。

ドローンは市内のスーパーと間崎島の間の往復11kmを目視外飛行するそうです!
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2101/06/news134.html

 
②ANA
ANAホールディングスでは、2020年にドローンを使った配送の実証実験を継続的に実施していました。
 
主にオンライン診察に合わせた、処方薬のドローン配送の実証実験を実施し、国内初の成功を収めています。
 
2020年7月には、北海道旭川市にて、旭川医科大学の医師が同地区内の老人ホームの患者にオンライン診断を行い、処方薬をドローンで配送するサービスを実施しました。
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202007/20200710.html

 
③Google X
Googleの親会社のアルファベット社傘下のWingでは、「Google X」と呼ばれるプロジェクトが進行しており、ドローンによる配送の実用化を進めています。
 
2019年10月には、医薬品の配送に成功し、数万回にも及ぶ試験飛行を行うことでドローンの機能性や安全性を高めています。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1904/10/news075.html

 
④日本郵便
日本郵便では、2018年11月にドローンによる荷物の輸送を開始しました。
 
当初は福島県内の2箇所の郵便局と郵便局の間で使用が開始されています。
 
2020年には奥多摩地区内での配送試行が実施されるなど、山間地域などでの活用を視野に入れています。
https://www.news24.jp/articles/2020/03/17/06610719.html
 

⑤Amazon
ドローン宅配で最も大きな注目を集めているのが「Amazon」でしょう。
 
Amazonでは、2015年末に配送用ドローンの飛行映像を公開し、話題を集めるなど積極的な姿勢を見せています。
 
2016年には顧客に対して実際にドローンを使った配送を行うなど実績を積み重ねており、関連技術の特許取得も行っています。
 
現状としては、技術的課題よりも規制の問題とぶつかっているようで、実用化に向けてはまだ時間がかかる見通しです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63277130R00C20A9000000

4.まとめ

ドローン宅配はまだまだ課題がありますが、実用化に向けて着実に進んでいます。

既に多くの実証実験が行われ、技術レベルでは運用化も可能なところまで来ています。

国内においては、2022年のレベル4に向けて法整備が進んだ場合、都市部でもドローン宅配が行われる可能性も十分にあります。
 
世界中の大企業がこぞって参入している領域であり、実現できれば巨大ビジネスとなります。

ドローン宅配にはプログラムされた自動航行と手動航行の2つが利用されると考えられています。

手動航行は人が実際に操縦して届ける形です。

今後、需要が伸びるドローン宅配にもし興味があれば、まずはドローンを飛ばすことから経験してみてはいかがでしょうか。

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