ノウハウ

ドローン操縦のモード1とモード2とは?

今回はドローンの操縦において、スティック操作のモード選択をどちらにすると上達するのか。
どちらの方が自分に合っているのかなどを話していきます。

それでは今回の目次です
・モード1とモード2の違い
・どちらのモードが自分に合っているのか
・まとめ
 
はじめに、スティック操作のモードを紹介していきます。
今回は、モード1とモード2を限定して話していきます。
 
では、モードの違いについて話していきます。
下記の画像をご覧ください。
モード1の場合とモード2の場合での違いは、スティックの上下の動きが逆になっているのみです。
 
これによって、なにが変わるのかというと、モード1の場合は左右前後の動きを両方のスティックを使わないといけなくなるため、慣れていないうちは混乱してしまうことがあると思います。
それとは逆にモード2の場合は右スティックのみで前後左右の動きができるため、直感的に操作することができます。
 
これだけを読むと誰しもがモード2のほうがいいのではないかというと思います。
実際、筆者自身もDPAで回転翼3級の資格を取得した際は「モード1」でしたが、以前に他団体で資格を取った時は「モード2」で操縦しましたが、入り口としてはモード2のほうがやりやすかったイメージがあります。
 
しかし、モード1もモード2にもメリットとデメリットがあります。
それを踏まえて、どちらの方が自分に合っているのかを話していきます。
 
 
どちらのモードが自分に合っているのかを決めるために、まずは両方使ってみようという方もいるとは思いますが、私の経験上それはあまり良い方法とは言えません。
 
というのも、先ほどお話したように、入り口としては感覚でなんとなくできるモード2の方が操縦しやすく、連続して飛行させる場合にモードを切り替えながら操縦しますと、自分ではわかっているつもりでも操縦中に頭が混乱します。
 
ではどのように決めたらいいのかといいますと、大まかに分けて2通りあると思います。
1つ目は、自分がドローンをなんの用途で使いたいかによって分ける方法です。
よく言われているのが、点検であればモード1、空撮であればモード2と言われています。

モード1のメリット

点検のように、壁を見る場合に前後の動きよりも縦と横の移動がメインになります。
つまり、奥行きはほとんど使わなくなるため右スティックのみで動きが完結し、微調整のために左スティックを触ります。
また、前後と左右が別スティックのため、斜めの移動が比較的にきれいに行えます。
よって、今の会社でドローン部署はないが、将来仕事としてつなげたいと考えている方は点検や調査などの分野で活躍できるモード1のほうが入り口としては、いいと思います。
 
そんなモード1のデメリットですが、先ほどもお話したように、両手で前後左右の動きになるため、慣れないうちは逆舵(反対方向へ舵を切ってしまう)が多発したり、危ないと思った時に反射的に右レバーで前後に移動しようとさせてしまったり、左右は右スティック、前後は左スティックと考えながら操作するため、移動にワンテンポの遅れが生じたりします。

モード2のメリット

次にモード2のメリットです。
空撮のように、奥行きを必要とする撮影には、移動が右スティックで行えるモード2の方が操縦しやすいです。
また、マイクロドローンなどを使ったドローンレースなんかもモード2の人の方が圧倒的に多いです。
DJI製品のドローンも標準がモード2となっているように、これからはモード2の方が増えてくるのではないかとも思っています。
また、移動は右スティックで、旋回や上下の動きのような調整系を左スティックにしていることで、混乱しにくい操作方法になっています。
 
そのようなモードにもデメリットはもちろんございます。
右スティックは移動系のすべてを補っているため、細かい角度の調整が難しいです。
また、私も経験しましたが、くしゃみをした時や突然話しかけられたときに、右スティックが動いてしまい意図していた方向と違うところに飛んで行ってしまう、右スティックで左右に移動している際に、力んでしまい無意識に少しずつスティックを前に倒しているため真っすぐ操縦できていない、なんてお話もよく聞きます。
 
2つ目の方法ですが、今までスティック操作を何でしてきたかという経験で考える方法です。
そもそもモード1というのは、昔ラジコンで使われていたスティック操作で、今の30~40代の方でラジコンをやっていたという方はモード1の方が使いやすいと思います。
 
モード2はよくゲームする方にお勧めしています。
テレビゲームでは、左右どちらか一方のスティックでキャラクターが移動する操作が多いため、感覚として理解できるためです。

ドローン操縦まとめ

最後にまとめにはなりますが、
これらのような方法でスティック操作を決めてみるのもよいと思います。
しかし、ここまでつらつらとお話してきましたが、実際に操作は慣れで何とかなります。

モード選択は、入り口としてどちらにするかを決めるものであり、例えるなら車の免許を取った際に、小回りの利く軽自動車を買うか人や荷物を載せられるワンボックスを買うかのようなもので、慣れてしまえばどちらの方が優秀というものではありません。
 
筆者はもともとモード2で慣れていましたが、モード1に切り替える際はかなりの苦労はしましたが、今はモード1で慣れているため仕事もプライベートもモード1で操縦しています。
 
どちらのモードを選択すればうまくなるかではなく、練習すればどちらのモードでもまちがいなく上手に操縦することができます。
そのため、モード選択は直感的にサクッと決めてしまい、まずは操作に慣れながら楽しんでいただきたいと思います。
 
当スクールでは、モード1とモード2のどちらでも無料体験を行えます。
また、卒業生にはコートの貸し出しも行っておりますので、練習したい方やちょっと試してみたい方など、興味がありましたら是非お越しください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。

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