ノウハウ
初めてのDJIドローン購入ガイド|登録・初期設定・試験飛行で失敗しないポイント
「DJIのドローンを買ったら、その日のうちに飛ばしてみたい」。そう考える方は多いのですが、実はドローンは家電のように“買ってすぐ使える”ものではありません。
重量100g以上のドローンは国への機体登録が義務になっており、登録が終わるまでは屋外で飛ばすことができません。
さらに、登録記号の表示やリモートIDの設定、アプリやファームウェアの初期セットアップ、本番前のテスト飛行など、飛ばすまでにやることがいくつもあります。
さらに、登録記号の表示やリモートIDの設定、アプリやファームウェアの初期セットアップ、本番前のテスト飛行など、飛ばすまでにやることがいくつもあります。
この記事では、DJIドローンを取り扱うドローンスクール東京のインストラクター目線で、人気のDJI機を例に、ドローン購入前後に押さえておきたい注意点を順番に解説します。
「何から手をつければいいかわからない」という方は、最後に紹介する“スクールで購入する”という選択肢もぜひ参考にしてください。
「何から手をつければいいかわからない」という方は、最後に紹介する“スクールで購入する”という選択肢もぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
・ドローン購入前に確認すべきポイント
・購入後に必要な機体登録・リモートIDの手続き
・初期セットアップとテスト飛行で確認すること
・飛ばす場所のルールと保険の考え方
・ドローンをスクールで購入するメリット
購入前に確認しておきたい3つのポイント
1. 機体の重量(100g以上か未満か)
ドローンのルールは、機体の重さで大きく変わります。バッテリーを含めた重量が100g以上の機体は航空法上の「無人航空機」にあたり、機体登録や飛行ルールの対象になります。
・100g以上:機体登録が必須。飛行場所や飛ばし方によっては国の許可・承認も必要
・100g未満:機体登録は不要。ただし重要施設周辺の飛行禁止や自治体・施設のルールは適用される
「小さいから大丈夫」と思っていても、カメラ付きの人気機種の多くは100gを超えます。
たとえばDJIのMiniシリーズは手のひらサイズの軽量機ですが、100g以上のため機体登録が必要です。購入前に必ず重量を確認しましょう。
2. 国内正規品かどうか(技適マーク)
ドローンは電波を使って操縦・映像伝送を行うため、日本の電波法に適合している必要があります。
海外通販や並行輸入品の中には技適マークのない機体もあり、国内で使うと電波法違反になるおそれがあります。
海外通販や並行輸入品の中には技適マークのない機体もあり、国内で使うと電波法違反になるおそれがあります。
・国内正規販売店で購入する
・機体、送信機に技適マークがあるか確認する
・保証やメーカーサポートが国内で受けられるか確認する
DJIの機体も、海外向けと日本向けでは仕様が異なる場合があります。
DJI製品は国内の正規取扱店で購入するのが安心です。
DJI製品は国内の正規取扱店で購入するのが安心です。
3. 目的に合った機体か
「趣味で旅行の思い出を撮りたい」のか、「仕事で空撮や点検に使いたい」のかで、選ぶべき機体は変わります。
カメラ性能だけでなく、以下も合わせて考えましょう。
カメラ性能だけでなく、以下も合わせて考えましょう。
・飛行時間とバッテリーの本数(予備バッテリーは必要か)
・送信機の種類(スマホ接続型か、画面付き送信機か)
・持ち運びやすさ
・将来、国家資格の取得や業務での利用を考えているか
DJIの機体は、同じ機種でも「スマホを接続する送信機」と「画面付き送信機(DJI RCなど)」のセットが選べたり、予備バッテリーや充電ハブが付いた「Fly Moreコンボ」が用意されていたりします。
どの組み合わせを選ぶかも、使い方に合わせて検討しましょう。
機種選びに迷ったら、実際に機体に触れて操縦感を確かめるのが一番の近道です。
購入後すぐに必要な手続き:機体登録とリモートID
100g以上のドローンは登録しないと飛ばせない
2022年6月20日から、屋外で飛ばす100g以上のドローンは国土交通省への登録が義務になりました。
未登録の機体は飛行させることができず、違反すると1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象になります。
未登録の機体は飛行させることができず、違反すると1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象になります。
注意したいのは、登録は機体を購入してからでないと申請できないという点です。
申請には機体ごとのシリアル番号が必要なため、「買う前に登録だけ済ませておく」ことはできません。
審査にも日数がかかるので、購入したその日に屋外で飛ばすのは基本的に難しいと考えておきましょう。
申請には機体ごとのシリアル番号が必要なため、「買う前に登録だけ済ませておく」ことはできません。
審査にも日数がかかるので、購入したその日に屋外で飛ばすのは基本的に難しいと考えておきましょう。
機体登録の流れ(DIPS2.0)
登録はオンラインの「ドローン情報基盤システム(DIPS2.0)」で行います。
1.DIPS2.0でアカウントを作成する
2.所有者・使用者の情報と、機体の情報(メーカー・型式・シリアル番号など)を入力して申請する
3.本人確認を行う(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)
4.審査後に届くメールの案内に沿って手数料を納付する
5.登録記号が発行される
登録にかかる手数料
手数料は本人確認の方法によって変わります。
・マイナンバーカードを使う場合:1台目900円、同時申請の2台目以降890円
・運転免許証でオンライン本人確認(eKYC)を行う場合:1台目1,450円、同時申請の2台目以降1,050円
・書類で申請する場合はさらに高くなり、審査にも時間がかかります
費用・期間の両面で、マイナンバーカードでの申請がもっともスムーズです。
登録記号の表示とリモートIDの設定
登録記号が発行されたら、それで終わりではありません。
・登録記号を機体に表示する:シールやラベルなどで、機体の外から見える位置にはっきり表示します
・リモートIDに登録記号を書き込む:リモートIDは、飛行中の機体の識別情報を電波で発信する仕組みです。リモートID機能を内蔵した機体では、メーカーの操縦アプリなどから登録記号を書き込みます。現行のDJI機の多くはリモートIDを内蔵しており、DJI Flyなどのアプリから書き込めます。内蔵していない機体は外付けの機器が必要です
登録の有効期間は3年
機体登録の有効期間は3年です。期限が切れると、更新手続きが完了するまで飛ばせなくなります。
購入時だけでなく、3年後の更新もれないように管理しておきましょう。
購入時だけでなく、3年後の更新もれないように管理しておきましょう。
飛ばす前の初期セットアップ
機体が手元に届いたら、操縦アプリとの接続や各種設定を済ませる必要があります。
初めての方がつまずきやすいのがこの工程です。
初めての方がつまずきやすいのがこの工程です。
主なセットアップ項目
・操縦アプリのインストールとアカウント作成:メーカー指定のアプリ(DJIの一般向け機体なら「DJI Fly」など)を入れ、アカウントにログインします
・アクティベーション:機体と送信機をアプリに認識させ、使用を開始する手続きです
・ファームウェアの更新:機体・送信機・バッテリーのファームウェアを最新にします。更新には時間がかかることもあり、飛行場所で始めると待ち時間が発生します
・送信機とのペアリング:機体と送信機を接続します
・バッテリーの充電:機体用・送信機用ともに満充電にしておきます
・センサーのキャリブレーション:コンパスなどの調整が求められる場合があります
・フェイルセーフの設定:電波が途切れたときの動作や、自動帰還(リターントゥホーム)の高度を、飛ばす場所の障害物に合わせて設定します
見落としがちな設定
特に注意したいのが、自動帰還の高度設定です。初期設定のまま飛ばすと、帰還時に建物や木にぶつかる高さで戻ってくることがあります。
また、DJIの「DJI Care Refresh」などメーカーの補償プランには、加入できる期間が決まっているものもあります。購入直後に確認しておきましょう。
また、DJIの「DJI Care Refresh」などメーカーの補償プランには、加入できる期間が決まっているものもあります。購入直後に確認しておきましょう。
こうした設定はアプリの画面に沿って進めれば可能ですが、意味がわからないまま「とりあえず次へ」で進めてしまうと、いざというときに機体を守れません。
本番の前に必ずテスト飛行を
セットアップが終わったら、いきなり撮影や遠くへの飛行をするのではなく、まずは安全な場所でテスト飛行を行いましょう。
テスト飛行には「機体の状態を確かめる」と「自分の操縦に慣れる」という2つの目的があります。
テスト飛行には「機体の状態を確かめる」と「自分の操縦に慣れる」という2つの目的があります。
テスト飛行で確認したいこと
・離陸後、低い高度で安定してホバリングするか
・前後左右・上昇下降・旋回が操作どおりに動くか
・映像が途切れずに送信機に届いているか
・異音や異常な振動、警告表示が出ていないか
・バッテリー残量の減り方に違和感がないか
・着陸が問題なくできるか
初期不良は早めに見つける
新品でも、ごくまれに初期不良があります。販売店の初期不良対応には期間が設けられていることが多いため、購入後なるべく早くテスト飛行を行い、気になる点があればすぐに相談しましょう。
テスト飛行の場所に注意
「テストだから少しだけ」と近所の公園などで飛ばすのは避けましょう。
住宅地の多くは許可が必要な空域にあたり、公園も条例や管理者のルールで飛行が禁止されていることがほとんどです。
屋内の練習場や、飛行が認められた場所を選ぶ必要があります。
住宅地の多くは許可が必要な空域にあたり、公園も条例や管理者のルールで飛行が禁止されていることがほとんどです。
屋内の練習場や、飛行が認められた場所を選ぶ必要があります。
保険と補償も購入時に考えておく
ドローンの保険は大きく2種類あります。
・賠償責任保険:飛行中に人にけがをさせたり、他人の物を壊したりしたときの賠償に備える保険
・機体の補償(機体保険・メーカー補償プラン):墜落や水没など、自分の機体が壊れたときの修理費に備えるもの
趣味の飛行でも、万が一の事故の賠償額は大きくなることがあります。
特に賠償責任保険は、飛ばし始める前に加入しておくのがおすすめです。
メーカーの補償プランは加入期限が決まっている場合があるため、購入時に一緒に検討しておくと安心です。
DJIドローンは「スクールで買う」という選択肢も
ここまで見てきたように、ドローンは購入してからも登録、設定、テスト飛行、飛行場所の確認と、やることがたくさんあります。
ネット通販や家電量販店で機体だけを買うと、これらをすべて自分で調べて進めることになります。
ネット通販や家電量販店で機体だけを買うと、これらをすべて自分で調べて進めることになります。
そこでおすすめしたいのが、ドローンスクールでの購入です。
メリット1:自分に合った機体を、触って比べてから選べる
ドローンスクール東京ではDJIの機体を取り扱っており、インストラクターが目的や予算をうかがったうえで機体選びをお手伝いします。
実際に機体に触れたり、操縦したりしてから決められるので、「思っていたのと違った」という失敗を防げます。
実際に機体に触れたり、操縦したりしてから決められるので、「思っていたのと違った」という失敗を防げます。
メリット2:登録やセットアップでつまずかない
DJI機の機体登録の手順や、DJI FlyでのリモートID設定・初期設定のポイントなど、わかりにくいところをプロに相談できます。
ドローンスクール東京では、スクールで機体をご購入いただいた受講生には無償でセットアップをサポートしています!
メリット3:安全な場所でテスト飛行と練習ができる
ドローンスクール東京では、スクールで機体をご購入いただいた受講生には無償でセットアップをサポートしています!
メリット3:安全な場所でテスト飛行と練習ができる
ドローンスクール東京では、お台場・新宿・横浜・埼玉の各拠点にドローン専用のコートがあります。
飛ばす場所に困りがちな都内でも、安全な環境で購入した機体の動作確認や操縦練習ができます。
スクールで機体をご購入いただいた受講生はコートレンタルが無料になります!
飛ばす場所に困りがちな都内でも、安全な環境で購入した機体の動作確認や操縦練習ができます。
スクールで機体をご購入いただいた受講生はコートレンタルが無料になります!
メリット4:操縦技術と知識をまとめて身につけられる
ドローンを安全に楽しむには、機体だけでなく操縦技術と法律の知識が欠かせません。
スクールなら、国家資格の取得まで見据えて、基礎から体系的に学べます。
国家資格を取得しておくと、特定飛行の許可・承認手続きがスムーズになる場面もあります。
スクールなら、国家資格の取得まで見据えて、基礎から体系的に学べます。
国家資格を取得しておくと、特定飛行の許可・承認手続きがスムーズになる場面もあります。
メリット5:購入後・卒業後も相談できる
ドローンスクール東京には、受講生と卒業生のコミュニティ「チームハミングバード」があり、空撮会や勉強会、修了審査会場を無料でレンタルできます。
「買ったあとに一人で困る」ことがないのも、スクールで購入する大きな安心感です。
「買ったあとに一人で困る」ことがないのも、スクールで購入する大きな安心感です。
まとめ:ドローンは「買ったあと」まで考えて選ぼう
ドローン購入時の注意点をおさらいします。
・100g以上の機体は、購入後に国への機体登録が必須(登録完了まで屋外では飛ばせない)
・登録記号の表示とリモートIDの設定も必要
・アプリ・ファームウェア・フェイルセーフなどの初期セットアップを済ませる
・本番前に安全な場所でテスト飛行を行い、初期不良がないか確認する
・都内は飛ばせる場所が限られるため、ルールと飛行場所を事前に確認する
・賠償責任保険や機体の補償も購入時に検討する
ドローンは、購入して終わりではなく「安全に飛ばせる状態にする」までが準備です。
初めてDJIドローンを買う方こそ、機体選びから登録、練習までまとめて相談できるスクールでの購入を検討してみてください。
ドローンスクール東京では、毎日無料体験会を開催しています。
実際にドローンに触れながら、DJI機の選び方や購入後の手続きについても気軽にご相談ください。
無料体験会の参加はこちらから【お台場・新宿・横浜・埼玉】
実際にドローンに触れながら、DJI機の選び方や購入後の手続きについても気軽にご相談ください。
無料体験会の参加はこちらから【お台場・新宿・横浜・埼玉】