ノウハウ
【初心者向け】ドローン基礎用語 操縦編
「ドローンを始めてみたいけど、専門用語が多くてよくわからない…」
「なんとなく言葉は知っているけど、正確な意味は説明できない」
そんなお悩みはありませんか?ドローンの用語を分からないまま飛ばすのは、思わぬ事故に繋がる可能性があり非常に危険です。
この記事では、初心者が絶対に知っておくべき基礎知識を分かりやすくまとめました!
ATTIモード
◎ATTIモードとは?
ATTIモードとは、ドローンのGPS(衛星測位システム)による位置保持機能をオフにし、
機体の「姿勢(Attitude)」と「高度」の制御のみを自動で行う飛行モードのことです。
機体の「姿勢(Attitude)」と「高度」の制御のみを自動で行う飛行モードのことです。
通常の「GPSモード(Pモードなど)」では、ドローンは常にGPS信号を受信し、スティックから手を離してもその場にピタッと止まります(ホバリング)。
しかし、ATTIモードではこの「水平方向の自動位置保持」がなくなります。
しかし、ATTIモードではこの「水平方向の自動位置保持」がなくなります。
◎ATTIモードの最大の特徴
1. 風に流される(ホバリングしない)
・GPSによる位置修正が行われないため、風が吹くと、ドローンはその風に乗って風下へと流されていきます。
・操縦者が常にスティック操作で位置を修正しないと、そのままどこかへ行ってしまいます。
2. 高度は維持される(気圧センサー)
・高度については、機体に内蔵された気圧センサーなどが機能しているため、スティック操作をしなくても、一定の高さに留まろうとします。
3. 障害物検知センサーがオフになる(ことが多い)
・多くの機種では、ATTIモードにすると前後左右の障害物検知センサーも無効になります。
そのため、壁や木に近づきすぎても自動でブレーキはかかりません。
そのため、壁や木に近づきすぎても自動でブレーキはかかりません。
4. 操縦が難しくなる(マニュアル操作)
・「風を読み、風上にスティックを入れる」という、より緻密で精密なスティック操作が必要になります。
◎なぜATTIモードが必要なのか?
一見、不便で危険なモードに思えますが、非常に重要な役割があります。
1. GPSが効かない環境での飛行
屋内、トンネル内、高いビルの谷間、橋の下など、GPS信号が届かない、または不安定な場所では、ドローンは自動的にATTIモードに切り替わります。
この時、ATTIモードでの操縦技術がないと、パニックになり墜落させてしまう危険性があります。
この時、ATTIモードでの操縦技術がないと、パニックになり墜落させてしまう危険性があります。
2. 緊急時の回避訓練
飛行中に突然GPSトラブルが発生した場合に備え、ATTIモードで安全に帰還させるスキルは、プロのパイロットにとって必須の技術です。
国家資格取得にあたって、ATTIモードでのホバリングや円飛行は実技試験の項目となっています。
国家資格取得にあたって、ATTIモードでのホバリングや円飛行は実技試験の項目となっています。
3. 滑らかな映像撮影
GPSモードでは、ドローンが常に位置を微修正しようとするため、映像にわずかな「カクつき」が出ることがあります。
ATTIモードでは、風に身を任せた滑らかで自然な移動ができるため、プロのカメラマンが意図的にこのモードを使うことがあります。
ATTIモードでは、風に身を任せた滑らかで自然な移動ができるため、プロのカメラマンが意図的にこのモードを使うことがあります。
フェールセーフ機能
◎フェールセーフ機能とは
ドローンのフェールセーフ(Fail-safe)機能とは、飛行中に予期せぬトラブルが発生した際、機体の墜落や紛失、周囲への危害を防ぐために自動で安全を確保するシステムのことです。
ドローンのフェールセーフ(Fail-safe)機能とは、飛行中に予期せぬトラブルが発生した際、機体の墜落や紛失、周囲への危害を防ぐために自動で安全を確保するシステムのことです。
◎主なフェールセーフの動作
異常を検知した際、ドローンは事前の設定や状況に応じて以下のようなアクションを自動的に実行します。
・自動帰還(RTH:Return to Home)
離陸した場所(ホームポイント)へ自動で飛行して戻り、着陸します。最も一般的で重要なフェールセーフ機能です。
・自動着陸
トラブルが発生したその場で、ゆっくりと垂直に降下して着陸します。
ホームポイントまで戻るバッテリーが残っていない場合や、GPSが取得できずRTHが機能しない場合などに発動します。
ホームポイントまで戻るバッテリーが残っていない場合や、GPSが取得できずRTHが機能しない場合などに発動します。
・ホバリング
その場でピタッと停止して高度を維持し、操縦者からの電波(通信)が回復するのを待ちます。
◎主な発動条件(どのような時に作動するか)
1.通信ロスト
送信機(プロポ)と機体間の電波が途切れた場合。フェールセーフ動作としては、RTHまたはホバリングします。
2.バッテリー低下
ホームへ帰還するために必要なギリギリの残量になった場合、RTHします。
3.GPSロスト
建物や地形の影響でGPS信号を拾えなくなった場合、ホバリング、自動着陸します(※RTHは不可)。
4.ジオフェンス到達
飛行禁止エリアや、事前に設定した最大距離・高度に達した場合、自動ブレーキ(それ以上進まない)、RTHします。
◎主な発動条件(どのような時に作動するか)
1.通信ロスト
送信機(プロポ)と機体間の電波が途切れた場合。フェールセーフ動作としては、RTHまたはホバリングします。
2.バッテリー低下
ホームへ帰還するために必要なギリギリの残量になった場合、RTHします。
3.GPSロスト
建物や地形の影響でGPS信号を拾えなくなった場合、ホバリング、自動着陸します(※RTHは不可)。
4.ジオフェンス到達
飛行禁止エリアや、事前に設定した最大距離・高度に達した場合、自動ブレーキ(それ以上進まない)、RTHします。
◎運用上の重要な注意点
フェールセーフは非常に頼もしい機能ですが、事前の設定を誤ると逆に事故を招く恐れがあります。
1. RTH高度(帰還高度)の適切な設定
RTHが発動すると、ドローンは設定された高度まで一旦上昇してからホームへ真っ直ぐ戻ります。
この高度が低すぎると、帰還ルート上にある木や建物に衝突してしまうため、周囲にある最も高い障害物よりも高い数値をあらかじめ設定しておく必要があります。
この高度が低すぎると、帰還ルート上にある木や建物に衝突してしまうため、周囲にある最も高い障害物よりも高い数値をあらかじめ設定しておく必要があります。
2. ホームポイントの正確な記録
離陸前にGPSを十分に捕捉(衛星数を確保)し、正しい位置がホームポイントとして記録されているか確認することが必須です。
3. 移動しながらの操縦
船や車、徒歩などで移動しながら操縦する場合、ホームポイントを都度「操縦者の現在地」に更新しないと、RTH発動時にドローンが遥か後方の離陸地点へ帰ろうとしてしまいます。
ジオフェンス
◎ドローンのジオフェンス(Geofence)とは
GPSなどの位置情報システムを利用して、空間に仮想的な「見えない境界線」を設定する技術のことです。
GPSなどの位置情報システムを利用して、空間に仮想的な「見えない境界線」を設定する技術のことです。
簡単に言うと、ドローンに対して「ここから先は入っちゃダメ」「ここから外には出ないで」というルールをデジタル上の壁として覚え込ませる仕組みです。
◎主な2つの役割
1.進入禁止(インバウンド・ジオフェンス)
空港周辺、重要施設(皇居や原発など)、大規模イベント会場などの「飛行禁止空域」にドローンが入り込まないようにします。
境界線に近づくと警告が出たり、強制的に機体が停止・反転したりします。
境界線に近づくと警告が出たり、強制的に機体が停止・反転したりします。
2.流出防止(アウトバウンド・ジオフェンス)
初心者の練習中や特定の作業現場などで、ドローンが遠くに飛んでいき紛失(ロスト)するのを防ぐために、
活動範囲を「離陸地点から半径◯メートル以内」などに制限します。
活動範囲を「離陸地点から半径◯メートル以内」などに制限します。
◎どうやって動いているのか?
GPS/GNSS: ドローンが自分自身の現在地を常に把握します。
データベース: 機体のシステムやアプリ内に、飛行禁止エリアの地図データが保存されています。
自動制御: 境界線に触れそうになるとシステムが介入し、見えない壁にぶつかったようにそれ以上の進行をブロックしたり、自動で離陸地点に戻る(Return to Home)動作をさせたりします。
◎注意点
ジオフェンスは非常に便利な安全装置ですが、万能ではありません。
GPS精度の問題: 電波状況が悪い場所や高層ビル群などでは、位置情報がズレて正しく作動しないことがあります。
データの更新: 飛行禁止区域は法改正や一時的なイベントなどで変わることがあるため、アプリの地図データを常に最新にしておく必要があります。
解除手続き: 業務などで許可を得て禁止区域内を飛ばす場合は、メーカーに対して事前に「ロック解除(アンロック)」の申請が必要なケースがほとんどです。
まとめ:用語を理解して安全なドローンライフを!
いかがでしたか?専門用語を正しく理解し「分からないまま飛ばさない」ことは、安全なドローン飛行の第一歩です。
「もっと実践的な知識を学びたい!」「実際に安全にドローンを飛ばせるようになりたい!」という方は、ぜひドローンスクール東京へお越しください。
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