ノウハウ

ドローン試験これをしたら減点?!【目指せ一発合格!】

ドローンの実技試験は一発で受かることはそこまで難しくありません。
しかし、適当に試験を受験したりある程度は準備をしなければいけないです。
そのために今回は特別に横浜校でインストラクターをやっていた私が減点されやすいポイントを皆さんにお伝えしていきます!
 
無人航空機二等の実技審査あるのは知っていて減点基準表などもみたことがあるけれど
結局何をすると減点されるのかわからないと思っている方も少なくないのではないでしょうか?
 
あくまで今回私がお伝えするポイント内容は私たちが運営しているドローンスクールの試験会場での内容になりますのでご理解ください。

実技試験の採点の方法は?

無人航空機の機体の操縦技術が問われる実技試験の他にも筆記的な試験があります。
採点方式は、減点式採点法!
持ち点100店の状態から減点方式で試験終了時に70点以上で合格です!
 
減点基準表は以下の点数配分となります。
 
赤:【一発不合格】黄色:【−5点】緑:【−1点】

一発不合格

一発不合格

減点−5点

減点−1点

無人航空機二等試験の実技項目内容は?

①机上審査(飛行計画の作成)

試験一番初めの項目、机上審査(飛行計画の作成)について解説します。
机上試験は、飛行計画の留意事項に関連する選択問題が4問出題されます。
 
1.航空法の法令順守
2.安全確保の措置
3.機体の仕様、限界事項
4.自動飛行機能の設定(自動飛行する経路、危機回避機能の設定等)
 
試験時間は5分で、飛行計画の情報量が非常に多いため全てに目を通していると時間が足りなくなる可能性があります。
最初に説明文を読み、問題文で聞かれている箇所を飛行計画から探してその部分を解答欄から消去法で探すことです。
飛行計画全体を読む場合に比べ時間短縮になります。
 
最大20点の減点がされて1問あたりの減点数は5点になります!

②口述審査(飛行前点検)

飛行前点検で、主に行うことは二つです。
 
作動前点検
点検結果の記録
試験内容は、口述で点検項目のチェックと結果の記録です。
 
無人航空機飛行マニュアルの作成は義務化されていますね。
そのためにも国家資格試験の内容にも含まれています。
飛行前点検の知識と実技が問われますね!
 
項目のチェックや日常点検記録への記載漏れ、誤りが一つでもあった場合、10点が減点になります。つまり点検ができない人は国家資格の合格は難しいです。
 
机上試験、口述試験で減点数が多い場合(最大30点の減点)、 凡ミスが不合格につながったりもするので徹底的に復習をしましょう!
 
10点の減点は大きいので何をやればいいか、しっかり確認してから試験に挑みましょう!

各実技項目におけるポイント

実技の項目は、主には以下の三つです。
 
【スクエア飛行】【八の字飛行】【異常事態時の飛行】
 → 各課題の制限時間、進行方向、姿勢維持などが評価対象
 
ここでは単に操縦技能を採点されるだけではなく、飛行前後の”安全確認”をしっかり行えるか、というのも審査で見られます。
 
各審査の飛行空域には、不合格区画、減点区画が設定されていて、
機体の半分以上が進入してしまうと減点対象で-5点基本的には減点されてしまいます!
 
操縦技術の減点で多くの方が減点になるポイントは、
主に不円滑な飛行(-1点)、ふらつき(-1点)等の飛行をして減点されるケースがよくみられます。 
 
一項目ずつどのような点が減点になりやすいかお伝えしていきます!

スクエア飛行

【スクエア飛行流れ】
離陸 → 高度3.5mホバリング(5秒)
試験官の指示に従って直線飛行(90度ごとに折れ曲がる正方形経路)
着陸
 
※機首は常に進行方向へ/位置安定機能 ON
 
GNSS、ビジョンセンサー等の水平方向の位置安定機能がONの状態で、
機首を操縦者から見て前方に向けて離陸を行い
高度3.5mまで上昇し、5秒間ホバリングを行う。
試験員が口頭で指示する飛行経路および手順で直線上に飛行する。
機体の機首を常に進行方向に向けた状態で移動する。
移動完了後、着陸を行う。
スクエア飛行では減点されやすいポイントとしては
 
①機体は常に進行方向へ移動します。
前進に移動させる時に進行方向に対して前進の動きが停止した場合の不円滑で減点されてしまうので常に前進は一定の速度で固定してください。
 
②移動時機体が右往左往してしまった時のふらつき(-1点)です
機体が進行している方向が違う方向だと感じたら回転で向きの修正を次の地点に合わせて
移動するのが減点されにくいポイントです。
 
③C→Dへ移動時機体の距離感が見えづらくて外側への減点区画侵入しやすいため、
機体のみ見ているのではなく、機体と次に到着させたい地点を交互に見てあげるようにしましょう。

こちらの3点が非常に減点されやすい場面になりますので注意してください!

八の字飛行

【八の字飛行流れ】
離陸 → 高度1.5mホバリング(5秒)
機首を進行方向に向けたまま、8の字を2周
着陸
 
※直径5mの円を想定/位置安定機能 ON
 
GNSS、ビジョンセンサー等の水平方向の位置安定機能がONの状態で、
機首を操縦者から見て前方に向けて離陸を行い
高度1.5mまで上昇し、5秒間ホバリングを行う。
試験員が口頭で指示する飛行経路および手順で、
機体の機首を進行方向に向けた状態での8の字飛行を連続して2周行う。
8の字飛行完了後、着陸を行う。(円の直径は5m)
八の字飛行では減点されやすいポイントとしては
 
①スタート時は前進を先に入れないようにしましょう。
スタート時は終了審査員から「右の円から八の字飛行を2周開始してください」
または「左の円から八の字飛行を2周開始してください」どちらかの合図があります。
修了審査員が指示した方向に機体を一番初めに回転で向けてから前進すると
不円滑で減点されづらくなります。
 
②スクエア飛行同様に機体は常に進行方向へ移動します。
前進に移動させる時に進行方向に対して前進の動きがスクエア飛行よりも停止ししやすいです、なぜかと言うと八の字飛行では前進と同時に回転もさせなければならないので
回転ばかりに気を取られていると前進の動きが停止しやすくなります。
その場合の減点基準表に基づいて不円滑として減点されやすいです。
 
③上の八の字の図で例えると試験員補助員がいる受験生から取って一番遠い外側は距離感が見えづらくての減点区画侵入しやすいです。
 
こちらの3点が非常に減点されやすい場面になりますので注意してください!

異常事態における飛行

離陸 → 高度3.5mホバリング(5秒)
位置安定機能 OFF状態で側方移動
試験官の指示で、緊急着陸ポイントへ移動し着陸
 
※不安定状態でも飛行制御と対応が評価されます
GNSS、ビジョンセンサー等の水平方向の位置安定機能がOFFの状態で、
機首を操縦者から見て前方に向けて離陸を行い
高度3.5mまで上昇し、5秒間ホバリングを行う。
試験員が口頭で指示する飛行経路および手順で、直線上に飛行する。
機首を常に操縦者から見て前方に向けた状態で側方へ移動する。
試験員から緊急着陸を行う旨の口頭指示があり次第、最短の飛行経路で指定された緊急着陸地点に着陸を行う。
異常事態における飛行で減点されやすいポイントとしては
 
①一安定機能がOFFなので機体がふらつきやすくなります。
特に離陸時は地面との距離が近いため注意してください。
離陸のポイントは胸あたりの高さまで上昇させたら、ホバリングで機体のふらつきを
少しでいいので調整します。
その後、2mくらいのところまで上昇させ、再度ホバリング
そこから3.5mまで上昇させながら機体のずれを少しずつ修正していくと機体の大きなふらつきを防げます。
 
②ホバリング時の注意点として機体の動きがセンサーがOFFなので多少はありますが無理矢理元の位置に戻そうと入力を大きくすると余計にふらつきが大きくなってしまいます。
そのためホバリング時は常目的地、ホバリングしていたい場所を中心に大きい入力はせず、
入力を細かくして機体の流れを見ながら行うとふらつきで減点されにくくなります。
 
③修了審査員の指示で「機種方向はそのままB→Eへ移動してください」または
「機種方向はそのままE→Bへ移動してください」などと移動の指示があった場合は
横移動が基本となりますが、その際に前後の流れを制御しながら移動するようにしないと減点区画に侵入してしまうことがあるので注意してください!
 
こちらの3点が非常に減点されやすい場面になりますので注意してください!

④口述審査(飛行後点検・飛行記録の作成)

操縦の審査が終了したら次に行うことは飛行後点検です!
飛行後点検で、主に行うことは三つです。
 
・作動後点検
・点検結果の記録
上記二つは項目のチェックや日常点検記録への記載漏れ、試験内容は、口述で点検項目のチェックと結果の記録です。誤りが一つでもあった場合、5点が減点になります。
 
・飛行記録の作成
上記は項目のチェックや記録への記載漏れ、試験内容は、口述で点検項目のチェックと結果の記録です。誤りが一つでもあった場合、10点が減点になります。
 
5点でも、10点でも点検ミスの減点は大きいので減点0になるくらい復習してから試験に挑みましょう!

⑤口述審査(事故・重大インシデントの報告)

事故、重大インシデント発生時の報告と対応について、適切に行うことができるか判定され
口頭での試験となります。これは点検と違い用紙等はないので完全に暗記問題ですね!
問題は全部で二問、最大減点点数は-10点で各5点減点となります!
 
以下の内容が質問内容です。
どちらが問われるかは当日にならないと分からないので全て丸暗記しておくと良いですね!
 
【事故または重大インシデントの説明】
事故又は重大インシデントのどちらかについて、該当する事態の3つを回答
 
【事故発生時の処置の説明】
事故等が発生した際の適切な処置について理解しているかの質問に回答

まとめ

ドローン国家資格二等はドローンを安全飛行させる技能保有を証明するための資格です!
資格を取得するには、下記の2点の方法があります。
 
・スクールに通う
・独学で挑戦する
また、多くの人がスクールを利用していて、スクールに通うメリットは
資格試験の対策として下記の4つの対策ができる!と言うところですね!
 
実地試験
机上試験
口述試験
学科試験
 
そして資格を取得した後、ドローンはただの趣味ではなく、将来の目標に向けて新たな可能性を開くツールとなります。
 
皆さんの視野が広がり、新たなチャレンジに挑むきっかけをぜひドローンスクールで私たちと作りましょう!
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