ドローン情報

ドローンってどんな仕事があるの?意外と知られてない仕事とは!

ドローンの国家資格制度から約3年がもうすぐ経つ頃です。
最近ではテレビで面白い仕事として取り上げられたり、映像系の動画などでは多くの
ドローンの映像が使われています!
そのほかにも、点検・農薬散布・警備・ドローンショー等
様々な場所で今やドローンが活躍しています。
 
さてそんなドローンですが、仕事として今後も成り立っていくの?
ドローンの仕事なんてあんまりないんじゃないの?
国家資格取得しても使い道がなければいらない。
 
そう感じている方!ちょっと待ってください!
 
結論からいうとドローンの仕事は多くはないですが、将来性が高い状況です。
ドローンがどのように使われているか、興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください!

ドローンの市場規模は?

調査によると、2024年度のドローンビジネスの市場規模は、4,371億円と推測されています!
2023年度の3,854億円から517億円増加していて(前年度比13.4%増)
2025年度は4,987億円に拡大する見込みが立てられています。
 
また、2024〜2030年度の年間成長率は15.2%で推移されていて、
2030年度には1兆195億円に達すると予測されています!
 
近年、ドローンは趣味や空撮だけではなく、ビジネスや産業の現場で急速に活用が進んでいますね。このような背景から、「ドローン市場」が広がり、大きな注目を集めています。
 
 
ドローン市場は、ドローン本体の製造・販売だけでなく、関連するソフトウェア、サービス、運用支援、保険などを含めた経済活動になっていて
農業、物流、建設、災害対応、警備、測量など幅広い分野でドローンの活用が進んでいて、今や空からの作業が「当たり前」になってきています。
 
2024年の時点で日本のドローン市場は約3000億円規模に成長し、今後さらなる成長が見込まれてます。
「レベル4飛行(有人地帯での自動飛行)」の解禁を含む制度整備が進んだことで、
都市部や住宅街でも業務用ドローンが使えるようにもなりましたね。
 
上記の理由を元に市場規模は右肩上がりになっています。
「じゃあどんな仕事内容があるの?」
と思っている方に簡単に以下に分けて説明していきます!
 
・点検
・空撮
・ドローンショー
・農薬散布
・物流
・測量
・警備
・その他意外な仕事
 

点検

建物やインフラの点検作業において、ドローンを活用する仕事が急速に増えています。
以前までは足場を組んで人が登って確認していたような高所や危険な場所でも、
ドローンを使えば安全・効率的に点検が可能になります!
 
ドローン点検の主な仕事内容
ドローンを使った点検の仕事には、以下のようなものがあります。
 
【 建物・構造物の点検】
・マンションやビルの外壁、屋根
・太陽光パネルの設置状況や汚れの確認
・工場や倉庫などの大規模施設
 
 
【インフラ点検】
・橋梁(橋)やダムの亀裂・劣化の調査
・高速道路や鉄道の高架部
・送電線・鉄塔の確認(電力会社の点検業務など)
 
 
【 プラント・エネルギー関連】
・発電所や化学プラントの点検
・危険物施設での安全確認
 
 
上記の作業は、人が近づくには危険なことが多く、
ドローンを使うことで事故のリスクを大きく減らすことができますね。

空撮

空中からの映像や写真を撮影することで、クライアントのニーズに応えるクリエイティブな職業ですね。ドローンに搭載された高性能カメラを使い、今までは撮れなかった空からの視点を提供できるというのが最大のドローンの強みです!
ドローン空撮が活躍する現場は、実はかなり幅広いです。
【映像制作・CM撮影】
・映画やドラマのオープニング、上空からの風景カット
 
 
・自然の空撮や建物の俯瞰映像
・アーティストのMV(ミュージックビデオ)など
 
 
【 不動産・建築のプロモーション】
・分譲住宅やマンション、施設の紹介映像
・上空からの眺望や周辺環境の見せ方で差別化
 
 
【観光・地域PR】
・観光地の魅力を空から伝えるプロモーション映像
・自治体や観光協会からの依頼もあり
 
 
【イベント・スポーツ撮影】
・マラソン、カーレース、フェスなどのライブ感を上空から撮影
・ドローンによる“臨場感ある映像”が求められる
 
ドローン空撮は、映像・写真を通して「見たことのない景色」や「感動の瞬間」を
人に伝えるという幸せを届ける素敵な仕事ですね!
 クリエイティブな力とテクニカルなスキルを活かして、自分だけの映像表現ができるという点でも、とても魅力的な分野な反面クリエイティブなので全て自分で構成等を考えなければならないということもあります。
 
しかし、これから始めたい方は、ライセンスや基本スキルを学べば副業や独立も十分目指せる世界です!

ドローンショー

最近話題になっているドローンショー!!
何百台、時には千台以上のドローンを同時に飛ばして、夜空に光のアートやアニメーションを描くパフォーマンスですね。
音楽やストーリーとして演出されていて、「未来の花火」「空のLEDディスプレイ」とも呼ばれています。
 
このドローンショーを実現させているのが、ドローンショー運営の仕事です。
今、国内外で急成長している新しいエンタメ業界のひとつになってきています!
 
【ドローンショーは、以下のようなシーンで使用】
・開会式・閉会式など国際的な式典(五輪、EXPOなど)
・地域の夏祭り・花火大会の代替演出
・企業のプロモーション(新車発表、商品ローンチ)
・テーマパークや大型アミューズメント施設のナイトショー
・結婚式やプライベートイベント(海外では人気)
 
花火のような騒音や火薬のリスクがなく、環境にやさしく安全性が高いため、世界中でドローンの導入がどんどん進んでますね!

農薬散布

農業の現場で注目を集めているのがドローンによる農薬散布ですね!
農薬散布は現在日本全国で進んでいます。
 
これまでは人手や有人ヘリコプターで行われていた農薬の散布作業が、
ドローンを使うことで効率的に、かつ安全に行えるようになってます。
ドローン農薬散布は労力軽減やコスト削減、作業の精度向上に貢献しています。
 
以下のような作業が中心です!
【 農薬散布の準備】
・農地の形状や作物の状態を確認し、散布計画を立てる
・ドローンのバッテリーや農薬タンクの準備、確認を行い、散布機器が正常に動作するかをチェック
 
 
 【散布エリアの設定】
・GPSや地図を使って、ドローンの飛行ルートを設定
・農薬が均等に散布されるように、散布の高さや速度、風の状況などの把握
 
 
【ドローン飛行と農薬散布】
・実際にドローンを飛ばして、設定したエリアに農薬を散布
・飛行中はドローンが自動的に散布し、農薬が農地全体に均等に行き渡るよう調整
 
 
【作業後の確認・データ管理】
・作業が完了したら、ドローンの飛行データを管理・分析し、作業の効率や効果を確認
・散布状況を記録し、必要に応じて改善点をフィードバック
 
ドローン農薬散布の仕事は、農業の効率化と安全性向上を支える重要な仕事です。
ドローンの技術と農業の知識を活かし、農業を支える仕事をしたい方にはぴったりですね!

物流

物流は、ドローンを使って商品を配送する新しい形態の物流ですね!
配送の効率化や、人手不足解消、環境への配慮等の視点から、
ドローンが商品を空輸することにより、短時間での配送が可能になりますよね。
災害時は薬品を山岳に運ぶなどでとても利便性が高いです。
 
ドローン物流の仕事は、主に以下のような業務です。
 
【ドローン操縦】
実際にドローンを操縦して、商品の配送
配送先やルートの管理、運行の安全確認を担当
 
【 配送計画・ルート設定】
配送ルートの設計や最適化をし、ドローンの飛行範囲や障害物を考慮して、最適な飛行計画を立てる。
 
【ドローンの点検・整備】
ドローンが常に安全に動作できるように、定期的な点検や整備を行う
バッテリー管理や機体チェック、故障の修理など、日常的なメンテナンス
 
【物流センターでの業務】
ドローン配送のために、商品の梱包や積み込みを行う作業
配送商品がドローンで運べるように、効率的に処理する役割
 
【配送業務のデータ管理】
配送データの管理や、どの場所にどの荷物を届けたかの記録を担当
配送状況をリアルタイムで追跡・モニタリングし、遅延や問題があれば対応
 
物流は、未来の配送を支える新しい仕事であり、効率化や環境保護など、多くのメリットを提供します。ドローンの操縦技術や物流知識を活かすことで、今後さらに需要が高まっていきます!

測量

測量は、ドローンを使って地形や土地の情報を収集する作業です。
測量方法は、現場で手作業や重機を使って行われていましたけれども、
ドローンを活用することで、効率よく精度高くそして安全に測量を行うことができます。
 
ドローン測量の仕事は、以下のような業務が中心です。
 
【現場調査と準備】
・測量を行うエリアの調査を行い、ドローンでの飛行計画を立てる
・測量対象地の広さや障害物、気象条件を考慮して、安全かつ効率的な飛行ルートを設計
 
【ドローンの飛行とデータ収集】
・設定したルートに沿ってドローンを飛ばし、現場の写真や動画を撮影
・高精度なカメラやセンサーを使用して、土地の形状や高さ、植生情報などを記録
 
【データの解析とマッピング】
・収集したデータを専用のソフトウェアを使って解析する
・3Dモデルの作成や、等高線マップ、点群データなどを生成して、地形の詳細な情報を可視化
 
【 報告書作成】
・測量結果をまとめた報告書を作成
・クライアントや関係者にわかりやすい形式で結果を提供し、必要な改善点やアドバイスをする。

警備

警備は、ドローンを活用してセキュリティ監視やパトロールを行う新しい形の警備サービスになっていますね!
ドローンには高精度のカメラやセンサーが搭載されていて、地上の警備員では見逃しがちな場所や広い範囲を効率的に監視ができます。大規模な施設や広範囲なエリアの警備には役に立ちます!
 
ドローン警備の主な目的は、不審者の発見や不正行為の早期発見、また警備範囲の効率的な監視です。
 
ドローン警備の仕事は、以下のような業務が内容です。
【パトロール・監視】
・定期的にドローンを飛ばし、指定されたエリアや施設を空から監視
・ドローンは広い範囲を短時間で監視できるため、人の目では届きにくい場所を見逃さずにチェックする
 
【 不審者の発見】
・ドローンに搭載された高精度カメラや赤外線センサーを使って、不審者の動きを発見する
(例えば夜間や暗い場所でも、赤外線カメラを使って不審者の動きを捉えることができる)
 
【 データ収集・分析】
・ドローンが収集した映像や画像データを、専用のソフトウェアで分析
・映像の中に異常があった場合、そのエリアを重点的に調査する
 
【アラート発報】
・不審な動きがあった場合、ドローンは自動でアラートを発信することができ、地上の警備員に即時報告
・不正行為の早期発見が可能になるため、犯罪を未然に防ぐことが可能になる
 
【ライブ映像の提供】
・ドローンが撮影した映像は、リアルタイムで監視センターに送信されることが多く、警備員はその映像をもとに迅速に対応できる
 
警備の仕事は、効率的かつ高度な監視をし、人の手では届きにくい場所や危険なエリアの警備をサポートします。
ドローンを使っての警備業務は、安全性の向上やコスト削減にもなりますね。

こんな使い方もあるの?

【ドローンの看板・広告媒体的利用】
高速道路の料金所の近くの上空、ドローンが凧のように旗を掲げてふわふわ浮いています。
イメージ的には以下の画像のようなものです!
 
コロナウイルスが流行した時に中国ではこのようにドローンに広告を搭載して飛行させていたりしていました。
 
高速道路区の利用者は、旗に記載のコードをスキャンすることで、
ちなみに操縦は、人力だそうです。
 
このような使い方をすれば、空を広告枠や宣伝枠のスペースとして考えるのは斬新だし、
ドローンを使えばどこでも自由度が高く人々にアピールできるのも良いアイデアですね!
人がいる繁華街の上空をドローンの飛行させられるようになるには、日本だとドローンによる認知など安全性含めてまだまだ時間がかかりそうですが、空という空間を広告活用するという発想は斬新で非常に目立つのでこれからの利便性は高そうですね!
【ドローンで牛追い】
北海道豊富町は酪農を基幹産業とし、人口の 4 倍1 万 6000 頭の乳牛を飼育し、
年間 67,000トンもの牛乳出荷を行っているそうです。
 
しかし、酪農分野の人手不足は他産業と比べても非常に深刻であり、
より効率的な作業実施が求められていました。
 
特にこの地域では、夏場は約 1,600 haの広大な放牧地に牛を放牧しており、
この放牧中の牛の管理業務は、起伏の多い地形ということもあり人手のかかる作業で身体的負担も大変大きく、改善が求められる状況だったので状況を改善するため、
豊富町振興公社を中心に豊富町の酪農関係者と、ドローンによる農業及び畜産業の
作業効率化を目指す取り組みを進める株式会社NTTドコモ、株式会社AIRSATGE社が
協力し、ドローンを活用した様々な取り組みを進めることになったそうです。
 
放牧した牛を一定の場所に集める、「牛追い」牛の健康状態を確認するために必要な工程です。
 
方法はスピーカーを搭載したドローンが牛たちに向かって、踏切の警告音などを発すると、
牛たちがドローンに誘導されて動くそうです。
ドローン=カウボーイのようなものですね!
まだまだ実験段階だそうですが、本格化したら日本の酪農ビジネスに役立ちますね。

まとめ

いかがでしたか?
 
また上記では説明していませんがドローンインストラクターという講師もあります!
私たちドローンスクールは元々受講していた生徒さんがインストラクターになったという事例もあります!
 
ドローンの仕事のメリットは広範囲を短時間でカバーでき、作業を効率がよく
危険な場所や高所作業をドローンが代行することで、人の安全を確保できて
そのほかにもドローンの搭載機器による高精度なデータ収集や映像提供ができます。
そして人手や時間を大幅に削減することでコスト効率が良いです。
 
ドローンは、さまざまな分野で新たな可能性を広げ、効率的かつ安全な作業を実現するツールです。これからの時代において、ドローンを活用する仕事はますます増えていきますね!
 
これを機にぜひまだライセンスを取得していない方はドローンスクールの無料体験会にお越しください!

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