ドローン情報

ドローン過去の違法事例【コレしたら捕まる】

ドローンを飛行するにあたって多くの条例や法律がありますね。
違反すると法律によって罰せられてしますので
きちんとルールを理解した上でドローンの飛行を行うようにしないといけませんね。
 
こうしたドローン飛行で違反を犯した事例や飛行させるために必要なこと、
知っておくべき規制について簡単に本記事ではを説明していきます!

なぜドローンが規制されるようになった?

ドローンの規制が始まったのが2015年4月22日ですね。
 
きっかけはなんと簡単にいうとテロです!!
首相官邸無人航空機(ドローン)落下事件です。
 
これは東京都で小型無人機に放射性物質を示すシールが貼られて、
セシウム134gとセシウム137gを取り付けて首相官邸屋上を飛行させるという異例の事態ですね。
 
政府高官はドローンについて「空中の飛行物の警戒の仕方を検討する必要がある」ということでドローンの飛行に航空法(国土交通省)や電波法(総務省)、小型無人機等飛行禁止法(警察庁)、道路交通法などの規制を開始することを決定しました。

どのような違反の事例がある?

違反事例は様々ですが本記事では身近で近年の事例を説明していきます。
以下4つに厳選して何の法律や条例、規制に違反しているのかも説明していきます。
 
・花火大会でドローンを飛行
・国の重要施設上空でドローンの飛行
・緊急用務区域での飛行
・飲酒状態でドローンを飛行
 
一つずつ何が違反なのかも踏まえて説明していきます。

花火大会でドローンを飛行

2023年11月開催の土浦全国花火競技大会の会場近くで、国に機体登録していないドローンを許可なく夜間に飛行させたとして、航空法違反(無登録、夜間飛行)で逮捕されました。
 
花火大会当日に会場付近を警備していた警察官が、飛行中のドローンを発見。その後追いかけて花火の打ち上げ場所から約750メートル離れた田畑で、操縦していた男性を特定しました。 大会実行委は、事故防止のため、パンフレットなどでドローン飛行禁止を周知していたとのことです。
 
この時の違反内容としては、パンフレットなどでドローン飛行禁止と周知しているので
大会実行委員の許可がない限りは飛行することができませんね。
 
ドローン機体登録も行っていない場合は義務違反となり罰則が設けられてます。
 
そして夜間飛行は特定飛行になるので国の許可が必要です。
 
花火大会等で近年多くの方が違反しているという事例がニュースになっています。
花火大会はほとんどの大会で飛行するのが難しいです。
花火大会を撮影したい場合は必ず、大会の実行委員に問い合わせを行いましょう。
その後夜間飛行=特定飛行にも該当するので国の許可やその他の申請をきちんと行いましょう。

国の重要施設上空でドローンの飛行

2023年4月に北海道の泊原発でドローンの飛行をし、原発から50mほどの海岸で機体登録をしていない状態で200gほどのドローンを飛行して逮捕されました。
 
ドローン機体登録も行っていない場合は義務違反となり罰則が設けられてます。
また、国の重要施設周辺でドローンを飛行させてはいけないとなっていて、
この発電所は小型無人機等飛行禁止法により飛行が禁止されている空域になっています。
 
国の重要施設の上空は小型無人機等飛行禁止法で禁止されたエリアは所有者等の承諾を得たうえで、通報手続き等を行う必要があります。

緊急用務区域での飛行注意

2025年4月に大阪・関西万博が開催されていました。
大阪万博2025期間中、夢洲会場とその周辺1km以内では、ドローンの飛行が原則禁止されています。
規制の根拠としては大阪府条例「大阪府2025年日本国際博覧会の準備及び開催時における小型無人機等の飛行の禁止に関する条例」です。
しかしその場にいた警察官がドローンが飛んでいるのを発見し、操縦していた万博の関係者の中国人が違反となりました。
 
緊急用務空域は自然災害や国や自治体が関わる式典がある時、その他の特例で一時的に制限がかかる空域のことになります。
 
そのため、いつもは飛行できる場所でも飛行禁止になる可能性があります。
 
飛行する前に十分に飛行エリアを調べて、DIPSや国土交通省のホームページに発令されていないか確認をしてから飛行するようにしてください。

ドローンを飲酒の状態で飛行

2022年9月に青森ねぶた祭で、酒を飲んでドローンを無許可で夜間に飛ばし書類送検されました。ドローンの飲酒操縦は車と同様に禁止となっております。
 
ドローンの国家資格制度は車と同様に点数制です。
 
点数制度の概要:ドローンの飛行中の違反行為に対する行政処分として、2025年2月1日から「点数制度」が導入されました。
 
点数の付与:違反内容に応じて1~15点の点数が付与されます。
 
違反例:無人航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある行為、機体登録を受けていない機体の使用、アルコールや薬物の影響下での操縦などが挙げられます。
 
処分内容:
・1~5点:口頭注意または文書警告
・6~14点:技能証明の効力停止
・15点以上:技能証明の効力取消
 
その他:点数に関わらず、状況によっては技能証明の停止または取消処分になることもあります。
 
航空法は、飲酒の操縦飛行を禁じているので飛行前日に大量飲酒した場合は十分に注意してください。

10個のルール!

ドローンを飛行するだけでも以下10つの規則に注意しなければなりません。
10つも規制があるというのはかなりの量ですよね...。
 
・航空法
・道路交通法
・民法207条
・個人情報保護法
・産廃法(破棄や処分の方法)
・小型無人機等飛行禁止法
・文化財保護法
・海岸法・港則法
・河川法
・地方条例(公園での飛行等)
 
これらは法律なので違反すると罰則があります。
規制が厳しいのはドローン操縦者からすると大変ですが、これだけの知識を持っておくと
違反をすることもない上に仕事を受注する際に専門家レベルの対応ができるようになります。
 
しかし、仕事として受注した場合に事故や違反をしてしまうと信用を失うばかりかクライアントに迷惑をかけてしまうこともあります。

確認・通報・許可承認は忘れずに!

ドローンを飛行する際には必ず、飛行エリア管轄の警察署に通報を入れておくと良いですね。土地の所有者にも通報や確認は必ず行ってください。
あらかじめ様々な要因で下調べをするようにしましょう!
 
万全な状態で飛行に関する整備がされていれば心配はないですね。
いつも許可証等の携行すべきものは携行し(電子データもok)、飛行日誌の記載も忘れず、マニュアルに添って飛行をする、という基本を守ることが大切になります!
また、何か心配や不安がある方は国交省が示している「飛行ルール」を確認してください。
 
ルールをしっかりと守って飛行をするようにしてください!

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